監督：大森立嗣
出演：瑛太、松田龍平、本上まなみ、片岡礼子、鈴木杏、高良健吾
カムバック、しあわせ
「まほろ市の駅前で便利屋をしている多田は、仕事の帰り預かったチワワを抱いている中学の同級生行天と出会う。今晩泊めて欲しいと突然言う行天に、最初は断るものの放っておけず・・・」
三浦しをんさんの原作の感想はこちら → ☆
原作とっても好きでした。
時折訪れる暗さや二人の持つ過去の闇などに切なさがこみ上げながらもこの二人の関係に優しい気持ちにさせられたものです。
細かなエピソードは忘れているものの、とても原作の雰囲気そのままに映像化されていました。原作を読み終えたばかりの妹に映画の話をすると、会話やエピソードはとても忠実だったよう。
特に、車のフロントガラスを襲われた後の会話・・・
「なんじゃーこりゃ！」
「・・って誰！？・・似てないし・・」
ここはまるで龍平くんのために書かれたような台詞。でも原作どおりなんですよねー
このシーンは会場大受けでした。
私のイメージの多田と瑛田くんがちょっと違ったかなー
もっと私の中の多田は仕事相手に対して真面目で誠実な対応だったような・・・行天に対しても怒ったりはするんだけど、もっとあんな風にいい加減な感じじゃないというか、もっと愛情感じるというか・・
でも原作の雰囲気壊すことなく物悲しさを残しつつも全体にちょっとユルく笑いの交えた感じ好きでした。