監督:片嶋一貴
出演:古田新太、栗山千明、有森也美、忍成修吾、佐野史郎、豊原功補
社会の小さな悪を退治します。
「平凡なサラリーマン小森正一は、日々の生活や仕事に張り合いを持てず周りからもやる気のない人という目で見られていた。ある日、電車の中で自分の周りに居る男性を痴漢に仕立て上げる常習の女をホームから突き落としてしまう・・・しかしそれから気分は爽快。
その後拳銃も手に入れ社会の悪を始末するうちに会社の部下たちが賛同しKSCというクラブを立ち上げ・・・」
古田新太さん好きです。
いつもいい味だしていて、つい目が行ってしまう俳優さん。面白いですー
今回は主演!
期待していましたが・・・
どうもそんなにピンとこなかったですー。
導入は面白かったんです。
ダラダラしていた小森課長が、生きがいを持ち生き生きと輝きはじめ大きな声で挨拶したり周りまでいい気分になっていく様子は見ていて気持ちがいい。
こういうコメディタッチの作品なんだし、変に罪悪感など持たずサクサクと活動しクラブを盛り上げていくとまだ面白かったのにー
周りの部下たちとの温度差が出始めてからはなんかちょっと軽くイラッと。
その点栗山千明ちゃんや忍成くんたちの方が突き抜けていて気持ちいいくらい。
佐野史郎さんの事件あたりは良かったんだけど、豊原功補さんとかその奥さんのくだりはもうどうでもいいような気が・・・
ラストもなんだかパッとしなくてー
後半がもう見ているのきつかったです。
罪悪感にゆらゆらせずにもっと突き抜けて、そしてラストで実は操られる駒だった・・・みたいな方が面白かったような気もしますー。
笑えるポイントもなかったし、私にはあまり合わない作品でした。