日々のつぶやき-サヨナライツカ

監督:イ・ジェハン

出演:中山美穂、西島秀俊、石田ゆり子、加藤雅也

  

  かなわない恋だとわかってた


「1975年バンコク、婚約者のいる豊と出会った沓子、二人は運命の恋をするが長くは続かなかった。」


昔から中山美穂ちゃんが好き。

夫の辻仁成さんの原作も好き、感動しましたー。

今から8年くらいまえでしょうかー?

同じく中山美穂ちゃん主演でこの映画製作発表されていました。ポスターとかもできていたような?

なのになくなってしまったんですよね。

すごく残念だった。

時は過ぎて、今度は監督キャスト変わって実現です。


もう、これは絶対はずせないでしょうー!

ただ問題は・・・試写会を見たブロガーさんの評判がものすごく悪い・・期待せずに見ることにしましょう。



いや、意外に面白く見れました!

というか・・・前半はもう中山美穂ちゃん出ているだけで私満足だったのです。

細い~とか綺麗とか~あれ?ピアス開けてたっけ?とかこの服似合う!とか、ストーリーから離れた部分で目が釘付けだったので私としては大満足。

だからか後半の25年後からはちょっとキツかったな。ダラダラとした印象。


全体的にダメダメだったとは思わないんだけど(ハードル下げての観賞だったからでしょうか)、沓子や豊の感情が伝わってきて切ない!とはなりませんでした。


原作の沓子の気持ちがとっても切なくて、泣けて泣けてーーーっていうのはどうして映像になかったんだろう?美穂ちゃんの演技力?ミスキャストなせい?

でも原作で感じた豊への嫌悪感みたいなものは映画では感じませんでした。

原作の豊はものすごく嫌いだった。

映画の豊は揺れる気持ちが少しか理解できたかなー?

でもやっぱりこれ・・男の妄想物語ですよね。

世間体もいい一歩下がって付いてくるような妻、自由奔放で人に羨ましがられるようなタイプの愛人、愛人は妻の存在を知っていても騒がず納得している、妻は愛人の存在を知っても揉め事は起こさずひっそり耐える、仕事は成功する、愛人はずっと自分だけを思っていてくれる


「象の背中」もそうだったなーでも象~のように豊にはムカムカはしませんでした。

西島さんのキャラか?


好青年好青年と言われる豊だけど、どう見ても好青年じゃなくて心に色々なものを持っているギラギラした人に見えるのが面白かったなー

25年後の特殊メイクや仕草は西島さんも加藤雅也さんも変すぎてこれも笑えたー

80歳のご老体じゃないんだから・・・やりすぎでしょう!


美穂ちゃん、最近番宣でよく見かけたけど、それより撮影当時はずっと痩せていたみたい。撮影のためにダイエットしたのかなー?

メイクは外人っぽい派手メイクよりも普通の感じの方が私は好み。やっぱり綺麗だった~

ヘアスタイルも、光子と対面したあのストレートのが一番好き。

そうそう、あの対面シーンも、沓子っぽくないんだよねー

だいたいが中山美穂=沓子=悪女

この図式がスッキリしないのかも。あまり自由奔放で男性を翻弄する雰囲気合ってないと思うのですが。


でも、ストーリーなどには色々思うところあっても、私は満足です♪