バチスタシリーズ第4弾、待っていましたー文庫化、上下巻です。
「通称愚痴外来の田口医師は、厚生省のあの白鳥の正式な要請により、厚生省の事故調査委員会に参加していた。
そこで死体解剖の現場と役所との現実を見せ付けられ、白鳥の罠に嵌っていると知りながらもつい関わっていく」
あれれ????
上巻が終わって下巻に突入してもまだ何も起こらないのですが・・・?
今回はミステリではないのですね(泣)
今回の医療側は死体解剖、死因解明の現場
そして厚生省の役人の本音
その戦いのようです。
会議でのやり取り、その根回し部分が大部分を占めているので、何だか・・・
ハッキリ言ってしまうと・・
面白くないーーー
面白かったのは、今までハチャメチャなキャラだった白鳥が、役所の中ではとっても普通に見えてくることかなー
第四弾といっても白鳥と田口が登場するというだけで、全くタイプの違う作品。
これはないよー
でも、これだけ何も起きない
ストーリーも展開しない中で
現実の医療行政の問題をこれだけ言葉だけで伝える、読ませるのはすごいことかもしれません。
誰でも病気や病院、死とは関わることになる。
だから無関心ではいられないのか、普段なら絶対途中でやめているだろう私がちゃんと読了できましたから。
それにしても・・
ミステリだと思っていたら拍子抜けしちゃいます。それを踏まえた上で・・・