監督:角川春樹
出演:大森南朋、松雪泰子、宮迫博之、忍成修吾、野村祐人、大友康平
追うも警官、追われるも警官。
「裏金騒動で揺れる道警、うたった(喋った)と疑われた警官が身の潔白を証明するため自殺する中、生活感のないマンションの一室で婦警が殺害された。
容疑者は被害者と付き合いのあった津久井巡査部長と断定され射殺命令も発動される。あまりにも早急な判断と上層部の不審な動きに、津久井の無実を信じる大通署の佐伯警部補は仲間と裏捜査本部を立ち上げ、次の日の10時無事議事堂に津久井を送り届けようと決心する」
原作の感想はこちら → ☆
原作とは事件の真相が全然違いかなりビックリ!!!
原作は警察ミステリーですが、映画はミステリが絡んだ人間ドラマの要素が強くなっていました。
全体としての感想は・・ん~
やっぱりこれはミステリーとしてとっても面白い作品なので、この仕上がりは勿体無いなと。
内部にいる裏切りものが炙り出されるところなんて、原作ではもうドキドキもの~
それなのにあんなにアッサリと。
監督のお話によると、原作とは違ったものにしようと思ったらしいのですが・・
じゃあ、この原作じゃなくてもいいじゃなかってちょっと思ってしまいました。
映画単体として見ても、色々疑問が残ったりして。
最後の最後のあの人・・あの人っていったい何者?とかー
色々スッキリしない。
とても物足りない。
ミステリを考えずに見ると、大人のドラマっていう雰囲気はとても良かったです。ジャズが効いててとても素敵だったし、大森南朋さんも松雪泰子さんも素敵だったし~♪
ラストのジャズのシーンもとてもムーディーでした。
でもちょっと残念ー