監督:三城真一
出演:常盤貴子、林遣都、仲代達矢、萩原聖人、本上まなみ、豊原功補、中島知子、竹財輝之助、吹越満、八千草薫、片岡鶴太郎
あなたの言葉を、待っている人がいます。
「ラジオのパーソナリティーをする真生は、函館の少年からのお父さんとお祖父さんの仲がよくないお祖父さんを笑わせるには?という番組に寄せられたハガキに言葉に詰ってしまった。理解しあわぬまま亡くなった父親とのことを思い出してしまったのだ。
慌ててお祖父さんを笑わせる方法を募集するのだったが、その後再びその少年から手紙が届いて・・」
近くにいるからこそ言葉にしない想い
そんな思いを抱えている人たちからのラブレター
いいお話です。
でも・・ちょっとありきたりな感じが拭えませんでしたー
何か物足りなかったような。
群像劇のように、真生の話を軸に何人もの悩みや行き違いやすれ違いを抱えている人たちが登場するのですが・・その交わりがすぐに解ってしまうのも勿体無い感じ。
登場する手紙も色々なタイミングが全て予想の範疇。
もうちょっと「あ~ここでこうくるのか!」という驚きがあるともっと違ったんじゃないかなー
話の中心になっている真生にもどうも共感できなくて・・
魅力ある主人公じゃなかったのが痛い。
周りのキャラも何だかどれも中途半端。本上まなみちゃんも萩原聖人さんも・・・
鶴太郎さんもなんだかなーっていうヘンテコなキャラだったし。
と、あまりピンとはこなかった作品なのですが、それでも何度も泣いちゃいました。
ベタなのに、こういうの泣かされてしまいますー
