日々のつぶやき-占星術 (私の読んだのは講談社文庫です。画像が見つかりませんでした)


ミステリファンに有名な「占星術殺人事件」やっと読みました☆

先に「異邦の騎士」 を読んだのは順番違ったかな~


「石岡が友人御手洗に説明したのは有名な迷宮入りとなっている殺人事件。密室で殺害された有名な画家の残した手記には六人の処女の身体から完璧な女性を作る計画が記されていた。

そして彼の死後、6人の女性が殻代の一部を切り取られた状態で発見される。一番有力な容疑者である彼には殺害は不可能。

御手洗はトリックを見破れるのか?」


読者には、全て情報は開示されている。と挑戦状のような形で書かれています。

これは楽しみ♪

しっかりじっくり手がかりを落とさぬように読まなくちゃ!!


・・・と張り切って読み始めたのはいいのですが、冒頭の手記でまずつまづいてしまいました。

占いには全く興味がないので、何座の何とかいうのがどうも読めない。文字を上滑り。アゾートとかどうしても入り込めない・・いや~苦労しました。

こんなに進まなかったのは久しぶりです。


で、やっと手記を読み終え御手洗に場面が変わってからは読みやすくなりました。

でも、足跡とか時間とかの話を石岡がして、それまでの推理や容疑者を外す説明をしているのですが、自分なりに考えるとどうしても辻褄が合わない。

「だってそれならこういうことだってあり得るから外せないんじゃない?」とか思ってしまって見落とした何かがあるのかと又戻ってみたりの繰り返し。

こんなことをやっていてはダメだ・・と。とりあえず中断せずに一緒に推理せず素直に読んでみることに。


被害者が多いからかな~

名前や遺体発見場所など石岡が一生懸命説明してもどうしても頭に入らないんですよ~

で、ある女性が持ち込んだ父親の手記。

これを読む前に大体の事件に関する知識を石岡が話していたのですね。

ん~成るほど!

となると、今までの推理合戦は全て的外れってことになりますね~

でも、誰が何の目的で・・ということはこれから。


京都に向かってから一気に加速しました。

なるほど~

この死体のトリック!納得です。

でも・・このトリックも密室殺人のトリック(結局は違ったけど)も「金田一少年の事件簿」に使われていたような気がするな。これを基にしたのでしょうか?


後半は一気に面白く読めたのですが、どうしても前半で引っかかってしまいものすご~く時間がかかってしまいました。

トリックは斬新なのかもしれないけれど、全体的にやっぱり古いから「え~それってバレるでしょう?」っていうのも多かったし・・

面白くないわけじゃないんだけど、私にはスムーズに感じられない部分も多くて・・ちょっと残念でした。