お馴染み池袋のトラブルシューターマコト。
相変わらずトラブルに関わるけれど、今回は暴力的なものが少なく割りにサクサクと気軽に読める短編ばかりでした。
このシリーズは結構痛い事件が多いので嫌な気分になることも多いのですが、今回のは好き!
表題作はちょっと哀しいストーリー。集団自殺を募る自殺サイトを探し流行の集団自殺を妨害しようとしている心に傷を持つ男女をマコトも手伝う。
事件の展開は読めるので意外性はそうないけれど・・切ないです。
スカウトマンのタイチの話が一番好きでした~
Gボーイズも活躍するし、嫌な部分もあるけれど全体的にはスカッとしていいラストです。
往年のロックスター神宮寺の話は・・これは意外な展開で・・
でもラストが爽やかで、マコトもへこんでないのがいいです。
一番あれれなのは、人形を巡る日本の玩具メーカーと中国の工場との話。
これはあまりマコトらしくない。
ビラのあたりも、企業側の対応はわかりきっているし、結局どうしたいのかとなると抽象的。
そしてマコトの最後のやり方もスマートとは言えない。行き当たりバッタリで面白味がなかったです。
勿体無い~
もっと違った展開にすれば面白くなったようにも思うのですが・・
Gボーイズの活躍やタカシやサルがもっと登場すると嬉しい~。
やっぱりこのシリーズは好きです♪