伝統神事に涙 | ヒトミナcafe

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ママと子どもの情報ブログ

こんにちは。ちばっち@北海道函館市です。

1月に入ってから雪が少ないと思っていたら、
昨晩からドカッと来ましたー雪
雪の少なさにかなり不満げだった子どもたちは大喜びにひひ

今週は、地域情報の取材の仕事で、函館から車で1時間ほどの木古内(きこない)町の
伝統神事を見てきました。
4人の若者が3日間にわたって神社でふんどし姿で冷水を浴び体を清めて極寒に
耐える鍛錬をし、最終日には、御神体を抱いてふんどし姿で津軽海峡に入り、
町の豊作豊漁、人々の健康を祈る行事波
1831年から150年以上続いているそうです。

最終日の朝9時ごろに神社に行き、白装束姿で浜辺まで30分ほど練り歩く4人と関係者に着いて
私も一緒に歩き、津軽海峡での水中みそぎを見ました。

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4人のうち今年から加わったのは隣町の高校1年生、16歳。
20代前半の他の3人より、細身な体です。
我が家の一番上の子、中1長男と3歳しか違わないんだー…ショック!
4人が冷気と冷水に耐え、町の人々に祈りを捧げる姿に予想していたよりも心を打たれ、
足元が波で濡れるのも気にならず、危うく涙がこぼれそうになってしまいました。

そう、すっかり母の気分になってしまったのです。

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水を背後からかけられてもびくともせず跳ね返すのですが、その刺激は、
肌を乱暴につかまれて引っ張られたり殴られたりするような痛さだそうです。

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4人のメンバーは毎年1人ずつ入れ替わり、一度なると4年間続けて役割を担います。
その間は結婚もタブーということで、ご両親などのご心配も決して小さくないそうです。
でも、この伝統神事の大きな役割を4年間担うということは、大きな誇りとなり心に残り、
さらに若い世代に引き継がれていくのだろうと思いました。
函館に来てから、道南地方の様々な伝統行事や地域密着のお祭り、イベントなどに
取材で行っていますが、激しい少子化と人口減少に直面している地域の、
魅力やエネルギーを感じるのです。

ちなみに木古内町は、年間200頭の希少な赤毛和牛「はこだて和牛」の町です。
はこだて和牛と長芋などが入った「こうこう汁」や、「はこだて和牛カレー」が
味わえるグルメフェアも開催されました。
こういったイベントは地元のグルメフェアも同時開催されることが多いので、
子どもと一緒に行くと、幼児から小中学生まで、その土地の味覚と結びついて
記憶にはっきり残るようです。

↓「こうこう汁」100円ニコニコ

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皆さんの住む地域には、どんな伝統行事や地域密着のイベントがありますか?