全国的に深刻化している看護師の不足。川崎市も例外ではなく、市立病院や民間病院、看護師を必要とする福祉施設等もこの問題に頭を悩ませている。この不足を補おうと、各病院・市看護協会では結婚や出産等の理由で一度離職した“潜在看護師”の現場復帰の支援を行っている。

 看護師の充足は、より安心で安全な医療を市民らに継続的に提供することが可能となる。そこでカギとなるのが経験のある潜在看護師の復職だ。川崎市看護協会によると、結婚や出産等による離職に比べ復職は少ないといい、潜在看護師は全国で約55万人に上るという。その背景には、育児との両立の難しさや過酷な労働条件等も挙げられている。

 市や民間病院等では、潜在看護師の復帰を支援するために就労環境の整備や労働条件の緩和などを進めている。市立井田病院では勤務時間に柔軟性を持たせたパート(非常勤)を積極的に採用する他、聖マリアンナ医科大学東横病院では看護師のニーズに合わせた日勤専任や自由な休暇取得体制、川崎幸病院では夜勤勤務の看護師を対象に24時間受入れ可能な保育室を設ける。

 井田病院の池田看護部長は、「ひと昔前と比べ労働条件は改善され、ライフバランスに合った勤務が可能となってきた」と話し、「現場はどこも看護師が足りず苦労している。社会のためにもう一度」と願う。

活躍の場は多数

 その一方で市看護協会では病院以外での看護職の活動の場を、ナースバンクなどを通じて提供している。手島会長は、「看護師を必要とする施設は多く、市内40ヵ所の訪問介護ステーションではいずれも看護師不足に悩んでいる。学校の保健室や看護の教育機関、助産院や老人福祉施設など条件に見合った職場を見つけることはできると思う。看護師の免許を持っている、もしくは身近にいるという人はぜひ前向きに考えて欲しい」と話している。


kango


(2008年9月26日 タウンニュース


【HITO-YAのHITO-KOTO】


医療の現場も人不足が深刻です。


看護師も現状は不足感が強いです。


ですから、潜在的看護師の掘り起こしは人不足解消の有力な手段だと思います。


上記のアンケートの通り大半は家庭の問題です。


看護師も女性が中心の仕事。


やはり、女性が安心して長期にわたって働ける環境作りが進まないと

この問題も解決出来ないでしょう。


少子化対策も重要ですが今生きている子ども問題を解決することが

優先順位としてはいろいろな面で上位だと思われます。




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