国民の6割以上がこの法案の成立に反対しているなか、さらには安倍総理自身も答弁の中で「 国民の理解は進んでいない」と述べたのにもかかわらずの強行採決。
そもそもこの法案は、従来憲法で定義されていると考えられていた専主防衛の権利を大きく越えて、他国と共に先制的な攻撃を可能としようとする、憲法に違反すると考えられる法案です。
安倍総理自身が語るように、審議を深めても国民の理解を得られないのは、この法案が憲法に違反しているからに他ならないからでは無いでしょうか。
私個人は日本が戦争に巻き込まれる可能性が極めて高くなる、集団的自衛権の行使には反対です。しかし百歩譲って、安倍総理が言うように安全保障のありかたは、国家のおかれている立場、周辺環境によって変わっていく必要があることは理解できます。
しかし、このような国家のあり方を問うような極めて重要な問題については、憲法の解釈を変更するという、姑息極まりない裏口入学のような手法では無く、まさに正々堂々と憲法改正の手続きを経て国民にその意思を問うべきです。
現に、各種マスコミが実行した世論調査においても、また先日行った民主党千葉県第2区総支部の街頭演説会において声をかけて下さったたくさんの方達も、憲法改正によらない強行な法案の成立に反対の意思を現しています。
私は立憲主義、そして民主主義を否定する今回の強行採決に断固として反対します。
今後は議論の場は衆議院の本会議、そして参議院へと移っていきますが、この安全保障法案の廃案と、立憲主義と民主主義を否定する独裁的な安倍政権の退陣を求めて、徹底的に闘ってまいります。
皆さんも世論を通じて政権を動かしていただくように、共に闘っていただけるようにお願いいたします。