昨日の八田隆さん裁判傍聴記で、検察の常識と世間の常識がずれているということを書きました。
裁判を傍聴した方なら、誰でもあの「本当ですか?」という検察官の声に違和感、もっといえば一種の嫌悪感を感じたのではと思います。
ところで、この検察の常識はどうやら「法曹界の常識」なのかもと思う発言を目にしました。
ここをクリック>小沢控訴審裁判の焦点は、原審裁判所の証拠排除決定ではないか・早川忠孝氏
小沢一郎氏の陸山会事件についての論評ですが法的な技術論は別として「限りなく黒に近いグレー」という言葉は弁護士としていかがなものでしょうか。こ
ちなみにこの早川氏は「日本の司法を正す会」で八田さんと対談した方でしたが、対談の時も「裁判所を怒らせるから、おとなしくしていた方がよい」的な発言がありました。
刑事被告人になったものは「有罪である」という前提で、あとは裁判所にお目こぼし頂ければシメシメというのが法曹界の常識なのでしょうか。法曹界という閉鎖された世界が、国民に対する司法権を握っていて神聖不可侵であるのは周知の事実。であるとすれば、そこに属する方達には、少なくとも法治国家や民主主義ということを理解した上で行動していただきたいと思います。
国民を守る民主主義国家、きちんと機能する法治国家を作るまでには、まだまだ時間がかかるかもしれません。