2018年4月、日立製作所は名古屋大学医学部と共同で、尿に含まれる微小な物質を調べて、肺や膵臓などの5種類のがんを見つける技術を開発し、10年後の実用化を目指すと発表しました。
このニュースはNHKなどでも報道があったので、ご存知の方も多い事でしょう。
これが実用化すれば、確かに素晴らしい事ですし、医学の進歩と言えます。
ところで・・・
おそらく、日立製作所の株価つり上げが目的ではないでしょうか!!!
癌治療にしても、世界中の研究者たちが、より良い癌治療ができるように日夜研究を重ねています。
残念ながら多くの研究は、顕微鏡レベルでの改善しか得られず、人での治験どころか、動物実験ですらなかなか効果が得られないのが実情です。
今回の発表のように、まだ実用化されていない検査!!
・・・繰り返しますが、実用化できるかどうかもわからない研究段階のものは世界中にたくさんあります。それが日立製作所の話だけニュースになるのは、地道に研究を続けている世界中の研究者たちにとって不公平です。
日立製作所の発信は、まるで確実に実用化するように思わせています。株価つり上げだけでなく、研究費を増やす目的もあるでしょうね。
日立製作所に限らず、どの企業も株主たちにアピールするために、何らかの宣伝をしているのです。
ついでに書きますが、ネット上でも「●●の研究で癌が消えた」「〇〇を食べたら癌が消えた」とするような記事を見る事があります。
「●●の研究で癌が消えた」
これも顕微鏡レベルの話であって、臨床的に実用化するかわかりません。
一般人に対してそのような発信をするのは、癌患者を保険がきかない高額な自由診療に利用する目的があると考えるべきです。
「〇〇を食べたら癌が消えた」
非常に稀にそのような人がいるだけであって、大半の人には効果がありませんし、むしろそのような書籍は危険です。
一般人向けの医療書籍の90%以上はデタラメです!!。テレビやネットでの発信も、怪しいものばかりです。
皆さんは決して騙される事なく、正しい所から正しい情報を得るようにしてください。
⇒ 『どのがん治療が本当に効果があるのかを厳正に審査してくれている機関があることをご存知ですか?』