そんな話を今回、2つご紹介します。
「GI値(グリセミック・インデックス)」という言葉をご存知でしょうか?。
これは「ブドウ糖=100」を基準とし、摂取2時間までに血液中に入る糖の量を示した数値です。
数値が高いほど、血糖値の上昇が早くなります。
~例~
白米81、玄米・五穀米55、パスタ50
食パン91、うどん85、砂糖類100以上
肉類・魚介類50以下
次の写真をご覧ください。
ペットボトルや甘いお菓子のGI値を、角砂糖に換算した場合のものです。
それだけでなく、異性化糖(果糖ブドウ糖液糖)というものが含まれています、
これは「AGE(終末糖化産物)」をブドウ糖の10倍増やすとされており、摂り過ぎにより、全身の様々な病気の原因になります。
よって、白砂糖が多い飲食物は出来るだけ控えた方がいいのは間違いありません。
ここまではいいんです。
では次の写真はいかがでしょうか?。
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この写真だと、まるで白米を食べると角砂糖を17個も食べているように思えませんか?。
もちろん白米と角砂糖とは全く異なるものです。
「糖質制限オタク」はこのような写真を使って、信者を作ろうとしているのです。
こんな写真に騙されてはいけません。
続いて2つ目の話、別の誘導写真を提示します。
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癌は糖質を好むため、糖質に似た検査薬剤を患者に与えて、PET CT検査を行ないます。
この画像ですと、全身のあちこちに癌が転移しております。
実際に、このような画像は稀です。
しかし、このような写真で、まず癌の怖さを訴えます。
発信者はこれと一緒に、次の写真を出してきます。
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そして必ず次のような文面が使われます。
『日本人の2人に1人が癌になり、3人に1人が癌で亡くなる』
この2枚の写真を見ると、『糖質を摂ると癌になるんだ、糖質って恐ろしい!!』と思う人も多い事でしょう。
「糖質制限オタク」の思うつぼです。
安心してください!!
恐ろしくありませんから、決して騙されないでください。
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日本人の死因は、上位から「悪性新生物(癌)」「心臓病」「肺炎」「脳卒中」です。
癌以外のの病気でも亡くなるのです。
米が主食の日本人は、確かに統計的には癌で亡くなる人が多いのは間違いありません。
ですが、
米が主食ではない他の先進諸国は、
日本人ほど多くは癌で亡くならないけど、
心臓病や脳卒中によって、
日本人より・・・、
米が主食の日本人は、世界一平均寿命が長いのです。
米を食べるから癌になるのではなく、高齢者が多いから、癌で亡くなる患者が多いだけです。
また米が主食の日本、韓国、中国、ベトナムは、BMI30以上の肥満者の割合は、世界的にも低いのです。
ちなみにアメリカは日本の10倍も、BMI30以上の肥満者の割合が多いのです。
「糖質制限オタク」は理論だけで説明しているだけです。
全員がそうだとは言いませんが、今回提示した写真を使って、下品な発信をしているものも中にはおります。
にも関わらず、糖尿病の患者さんが増えております。
糖質制限は病気に対する治療として一時的に有効です。
ただし7000人規模を対象とした最近の論文では、糖質制限・高たんぱく食は心臓病・結腸癌・糖尿病のリスクを高めるとの報告があります。
→「「炭水化物の制限に要注意」、糖尿病や高血圧などで高タンパク食はNG」
統計的には、平均寿命が世界一の日本、更には肥満者が少ない国は、日本に限らず米を主食としているという事を知っておいてください。
尚、「糖質制限オタク」の医師たちは理論ばかりで、決して統計的な事に触れません。
だってこの統計的事実を認めてしまえば、その有名医師は、ただの「石ころ」になってしまいますから。
尚、私もただの「石ころ」ですし、有名人や芸能人モドキになるつもりもありませんので。
ただし私は、「石ころ」になりたくない「オタク医師」と違って、「感謝」の心を持ち合わせた「石ころ」です。
そもそも我々が子供の時から食べて育ててもらった「米」に対し、「糖質制限オタク医師」のように感謝の気持ちを持たない人間は、スタートからおかしいと思います。
我々の身体を作ってくれた米や飲食物に対し、感謝の気持ちを持って、この投稿を終わらせて頂きます。
最後まで長文を読んで頂き、ありがとうございます。
(写真はネットより引用)