デュモン | パンダ兄ちゃんの部屋☆

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初心者向け政治ブログ。

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横浜にあるシャンソニエ・デュモンに行ってきました!(^^)!


木の床に、木の家具が印象的な暖かい感じのお店です。






《その日の出演者》


谷古晴美
尾川京子
樋口悟

日野敦子(ピアノ、歌)






谷古晴美さん音譜


お茶目なご婦人と言った感じの方だなあと思っていたら、歌は凄かった。


歌に対する感想って、色々あるよね?


「上手だね」「声が良いね」など。


でも、谷古さんの歌は、凄いとしか言いようがないひらめき電球


この凄さは、とてもじゃないけど、文章では表せないっすねー。


「じゃあ、書くなよ」と言われそうですが、それでも私は書く(笑)


声がビシッと出る人はやっぱり強いし、とにかく圧倒的は表現力には、何度震えた事か…黄色い花


個性的な歌、しっとりとした歌、可愛らしい歌を歌い分けていて、どの歌も魅力的で、飽きる事がなかった。


自分より結構年上の方なんですが、《とてもいいわ》という歌を歌われた時、「おお、可愛い」と思ってしまいましたぁニコニコ


キチンと表現を創り、そして、お客さんの前で解放しているからこそ、色んな顔を見せられるのでしょうね。


どの歌も谷古ワールド全開で、素晴らしいステージでしたチューリップ赤






尾川京子さんの歌は、正統的と言って良いと思います晴れ


声がスーッと出ていて、言葉の出し方も心地良かったですよー。


私が好きなタイプの歌い手さんですチューリップオレンジ


だからって言う訳じゃないけど、こういう歌い手さんは、シャンソニエには欠かせないでしょうね。


お客さんが安心すると思うの。


かく言う私も、1曲目の《パリはシャンパン》を聴いて、その正統的で安定した歌唱に安心したからねチョキ






さて、デュモンのスタッフでもある樋口悟さんヒマワリ


樋口さんの歌を聴くのは2度目で、前回聴いた時は、実はそんなに印象には残っていなかったのです。


でもね、今回はやられた。


今回歌われたのは、《愛の追憶》という歌ビックリマーク


第二次世界大戦の時のドイツ兵とフランスの娘の悲恋を描いた歌です。


フランス娘にとっては、敵であるドイツ兵との恋。
人目をはばかる恋なので、いつも屋根裏でひっそりと逢瀬を重ねた。
やがて、彼は「きっと帰ってくるから」と言い残し、戦いの中へ。
娘は、色んな夢を見ながら、彼を待ち続けた。
戦争が終わったら、もっとオープンな付き合いが出来る。
街を一緒に歩きたいし、カフェでお茶を飲みたい―。
しかし、戦争が終わっても、彼は帰ってはこなかった。
いつしか娘は年を取り、戦争の事も忘れ、彼の事も口にしなくなっていた。
それでも、時々は、彼との愛の日々を思い出し、語るのだった。
あの日のように、目を輝かせながら…。


切ない歌ですね。


樋口さんの歌は、全て外国語でしたかお


実を言うと、私は、外国語の歌はあまり好きではないのですあせる


第一に、意味が分からないからドンッ


第二に、言葉の微妙な味わいが分からないからクマ


樋口さんの歌も、言葉の意味は分からなかったくもり


だけど、樋口さんが声、表情、仕草などで表現した何とも言えない切なさがジーンと心に沁み込んできたんですね。


今まで、外国語の歌を聴いて、こんな思いをした事はなかった虹


この《愛の追憶》という歌は、元々知っていて、何度も聴いた事があったんだけど、自分としては《数あるシャンソンの中の1曲》でしかなかった。


でも、樋口さんの歌を聴いてから、《愛の追憶》という歌が気になる歌になりました。






この日、私の知り合いである岩下邦子さんもデュモンに来ていましたブーケ2


デュモンのオーディションを受ける為に来ていたんですねー宝石緑


ライブが終わってしばらくは、出演者とお客さんが談笑していて、ライブの余韻が残っていましたねチューリップ紫


そして、お客さんが1人、また1人と帰り、出演者の谷古さんと尾川さんも店を出ていきました。


デュモンの店内には、オーナー兼ピアニストの日野敦子さん、スタッフの樋口悟さん、私、そして、主役の岩下邦子さんだけになりました。


皆さんが帰るのを待って、始まったオーディション。


本来なら関係者以外の人に見せるものじゃないんでしょうけど、私は岩下さんの知り合いという事で、その場にいさせてもらえたんだと思いますパンダ


ライブの時の賑やかさが消えた店内。


客席には、樋口さんと私だけ星空


とても新鮮で幻想的で、貴重な時間でした星


岩下さんは、《モンデュー》《地下鉄の切符切り》を披露。


この2曲は、岩下さんのレパートリーの中でも、かなり出来が良い歌。


《モンデュー》を歌い終わった後、ピアニストの日野さんが「うーん、ドラマティック」と一言満月


色んな人の《モンデュー》を聴いた事がありますが、岩下さんのドラスティックな《モンデュー》よりドラマティックなものにはまだ出会ってないですね。


《地下鉄の切符切り》は、初めて聴いた時よりも格段に磨かれていたし、狂気をよく表現していたと思う。


歌は、しばしば狂気を表現しなくてはいけませんね。


でも、それが難しいんだよね。


《地下鉄の切符切り》なんて、狂気の塊みたいな歌なので、そこを表現出来ないと、どうしてもつまらない歌になっちゃう。


挑戦しがいがあるけど、征服するのは厄介な歌だと思います。






さて、オーディションの方は、見事合格しまして、岩下さんは8月からデュモンのライブに出演する事になりましたクラッカー


最初から最後まで、非常に楽しいライブで大満足。






最後までお付き合いいただき、ありがとうございました(^-^)