近江神宮春例祭 今年は良い天気 | 近江八幡の料理人は  ~川西たけしのブログ~

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近江八幡で寿し割烹と日本料理を楽しむお店「ひさご寿し」

料理長のかわにしたけしが料理のことや、近江八幡のこと、営業日誌などを徒然なるままに書いとります。

 

近江神宮春例祭は毎年4月20日。

平成での奉納もあと数回になりましたなあ。

 

4月20日は天智天皇が大津に都を定めた日。

近江神宮は全国でも16社しかない、天皇陛下から勅使が遣わされる数少ない神社の一つ。

 

最近は漫画「ちはやふる」の人気と広瀬すずさんと松岡茉優さんの演で映画化したりで、聖地認定したみたいに近江神宮には20歳前後の女の子たちも見かける。まったく神道を考えたこともない人でも、凛とした境内に入ってみるのはええもんです。

 

近江神宮は激動・戦中の昭和に創建され、戦後GHQによる神道指令で国家神道と過激な軍国主義や用語を排すると決められたまさにその日、昭和20年12月15日に昭和天皇が戦後日本の復興を祈願したことに始まり、現在も毎年天皇陛下の勅使が御幣物を奉納されます。

 

「戦争の対義語が平和であるから、まことに世の安寧を願うなら、平安という言葉をもちいたほうが良い」との話を、つい先日中澤宗匠からうかがった。たしかに祝詞に奏上される祈りの言の葉は「たいらけく、やすらけく」といつも言われる。世界は実力によって変わっていこうとしているが、自然への畏敬、古神道といわれる日本人の源流はのこってもらいたいです。

禊払いをする神域の真榊。

4月の例祭だけはここでお祓いをしてから境内に入ります。

宮内庁から天皇陛下の御幣物を勅使の方が奉じられる。

 

実は勅使の方が来られる前に祭員と参列の方々は先に奉納神事を済ませます。

清和四條流の庖丁式奉納は別のブログにて後日紹介。