昔話。 | 負けず嫌いの将棋。

負けず嫌いの将棋。

将棋にハマった息子。しかし私と旦那は全くの素人で日々悪戦苦闘です。
※タイトルが他の方と被ってしまっているのを発見。タイトル変更しました。ちゃんと確認せずにすみません。

息子がプロになりたいと決めたのが小学校3年の今頃でした。きっかけは塾の先生の言葉でした。
塾に迎えに行った時の事。先生に

「このまま趣味として続けていくのかプロを目指すのか、お子さんと考えて下さい。プロを目指す子は遅くても4年生になるまでに決めています。早い子は3年生になる前にはプロを目指しています。」

と言われました。
帰宅して主人、私、息子で話し合いました。ネットでプロになる為にはどうしたらいいのかを調べ息子に分かりやすく説明。
正直、プロになるのは無理ゲー(  ;∀;)と内心思っていました。

プロになりたいのなら友達と遊ぶ時間が無くなる事。朝から夜までずっと将棋ばかりになる事。それでもプロになりたいのなら私も主人も出来る限りの事はフォローする。大会も遠征して沢山つれて行く。
そう伝え暫く考えてみなさいと言ったら即答で

「プロになりたい」

と。正直驚きました。この時に朝六時半~八時まで将棋をやる事が決まりました。
この時息子は5級。停滞気味でした。年末前に3級に上がり、日曜のコースに参加出来るようになり(日曜は3級から参加出来るコース)月曜以外は毎日将棋に。

朝六時半~八時まで詰め将棋。学校へ行って帰って五時~九時まで塾。九時半~10時半まで自宅で詰め将棋。遊ぶ暇が全くないまま四年生に。
去年の今頃、塾の先生から

「下級生とふざけたりしているのが多くなった」

と言われてしまいました。元々煩くしていた部分もあったのですが(低学年だから多少多目に見てもらってたみたいです…)流石に高学年になってこの態度は、と言われてしまい(´・ω・`)
7月には塾をサボっている事も判明。仕事の都合で日曜は電車で一人で行ってたのですが、塾へ行かずに近くのイ○ンのゲーセンで日曜のコース代を使って遊んでいました。


息子、主人、私の三人でまた話し合い。
遊びたい気持ちは分かる。けれど、息子がプロになる為にお父さんが一生懸命働いたお金を嘘をついてゲーセンで使ってしまうのは良くない。
遊びたいのならプロは諦めて趣味として将棋を続けなさい。

そんな感じで息子に言いました。
8月には奨励会の試験があり、息子が塾でふざけたりしたら受験する子の迷惑になると考えて、8月は塾を全て休ませました。私も主人も知らぬ間に息子にプレッシャーをかけていたのかと反省し趣味として続けさせようと話していました。

そんな8月に入って三日もたたないうちに息子が

「将棋に行きたい」

と言い出しました。

「○○(息子)が塾でふざけて迷惑かけたのだから8月は行かせられない。奨励会の試験があるのだから皆必至なんだよ。」

「じゃあ将棋会館に指しに行く」

よくよく話してみるとやっぱりプロを目指したいと(゜ロ゜)
塾でふざけたりサボっていたのは3級に上がってから全く勝てなくなってつまらなくなってしまったからと泣きながら言われました。
五級でもかなり停滞していましたが3級はそれ以上に停滞していて挫けていたみたいです。

塾を休んでこのまま自分より年下の子に追い付かれるのは嫌だと、やっぱりプロになりたいと考えていたみたいで、上記の発言になったみたいです。

とりあえず塾には8月は休むと伝えてたので私の実家の方に週一でお爺ちゃん達が集まる将棋に通わせてもらい、週4日で将棋会館へ通わせました。(こっそりついて行ってふざけてないか抜き打ちで見に行ったりしました)
息子の交通費だけで一日往復1000円…(  ;∀;)
塾に通うより高くつきました…。

去年の8月以来、私も主人もお金や車は出すけど口は出さないを心掛けてます。
それでも遠出した大会で集中せずに早指しして負けた時には思わず

「集中してる?早指ししないでじっくり考えなさい」

と言ってしまいますが(´・ω・`)

でもこれだけ頑張って結果を出せない本人が一番堪えてるんだろうなと思うと居たたまれないです。

倉敷予選まであと4日。塾の先生は

「来年は○○(息子)が代表だろうな」

と息子に言ったらしい(笑)
来年ですか(  ;∀;)
今年は代表無理そうですか(。´Д⊂)塾の六年生に強い子沢山居るもんなぁ。
まぁそう言ってもらえるだけ少しは強くなってるのかなと前向きに考えます(笑)
息子には

「来年と言わず今年も来年も代表になれるよう頑張れ!」

と。これもプレッシャーになってるのかな。励まし方とか、なかなか難しいですね。