①国立大学の「独立行政法人化」》と《奨学金ローン》~政府に手懐けられ「経営体化」する国立大学~ |   「生きる権利、生きる自由、いのち」が危ない!

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徳冨蘆花「謀叛論」を再発見してたら、
「ソクラテスの弁明」が、なぜ好きなのか、最近になって納得し始めた今日この頃です。


2015.06.27
「戦争法案に反対するハチ公前アピール街宣 (SEALDs)」
: ミキさん【2/12】

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


“前二章において、経済システム市場とを、
それぞれ別々に概観してきたが、それにより、
我々の時代現代以前においては
市場経済活動の付属物以上のものであったこと
決してなかったことが、示された
(引用者中略)

市場経済とは、
市場によって
のみ制御され規制され方向づけられる経済システムであり、財の生産分配の秩序
[市場経済システムという]この自己調整的なメカニズムゆだねられる
(引用者中略)

 労働はすべての社会を構成する人間そのものであり、
土地はすべての社会をその内に存在させる自然環境そのものである。
市場メカニズムが、そのような労働土地包含するということは
社会の実体そのもの
市場の法則従属させられること
意味している
(引用者中略)

 市場のメカニズム
産業生活の様々な要因歯車をかみ合わせることができるのは
商品概念おかげである
ここでは、商品を、
市場での販売のために生産されるものと経験的に定義し、
市場もまた、買い手と売り手の現実の接触と経験的に定義しよう。
したがって、産業のあらゆる要因は、
販売のために生産されたものとみなされるが、
それは、その時、しかもその時に限ってあらゆる産業要因
価格・・・・メカニズム従属することになるかである。
このことは、実際には
あらゆる産業要因について市場存在しなければならないこと・・・・
などを意味する。

 決定的なのは、つぎの点である。
すなわち、労働、土地、貨幣産業基本的な要因であること、
しかも、
これらの要因もまた市場組み込まれなければならないことである。
事実、これらの市場
経済システム絶対的に重要な部分を形成する。
ところが
労働土地貨幣本来 商品ではないことは明白である。
売買されるもの
すべて販売のために生産されたものでなければならないという公準は、
これら三つの要因については絶対に妥当しないのである。
つまり、商品の経済的定義によれば、
これら商品ではないのである。
第一に、労働生活それ自体に伴う人間活動の別名であり、
その性質上販売のために生産されるものではなく
まったく別の理由のために作り出されるものである。
また、その人間活動も、
それを生活のその他の部分から切り離してそれだけを貯えたり
流動させたりすることはできないもの
である。
つぎに、土地自然の別名でしかなく
人間によって生産されるものではない

最後に、現実の貨幣は購買力を示す代用物にすぎない。
原則としてそれは生産されるものではなく
金融または国家財政のメカニズムをとおして出てくるものなのである。
労働土地貨幣いずれも販売のために生産されるではなく
これら商品視するのは まったくの擬制
(フィクション)なのである

にもかかわらず労働、土地、貨幣市場現実に組織されるのは
この擬制おかげなのである。”
※下線・強調は引用者

カール・ポランニー(著)/玉野井芳郎・平野健一郎(編訳)
『経済の文明史』所収、ちくま学芸文庫 P.31、37、P.38-39
カール・ポランニー『大転換』第6章、
自己調整的市場と擬制商品――労働、土地、貨幣」、
玉野井 芳郎【訳】 ※一部拙訳)

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“ 人間が人間らしく生きていくということは、
人間がその尊厳を守り、魂の自律を守って、
市民の基本的権利を最大限に享受できるということです。
そのために、
どういう社会的制度・経済的制度をつくればいいのかというとき、
重要な役割ををはたすサービスや機能、あるいは施設、
こういったものを社会にとって共通の財産として、社会的に管理して、
すべての人びとがその果実を享受できるようにしなければなりません

 社会的共通資本には、次の三つがあります。

 大気、森林などの自然資本

 道路、公共交通機関、上下水道、電力などの
ソーシャル・インフラストラクチャー社会資本といわれているもの

 もう一つが制度資本といわれるべきもので、
学校教育医療金融司法行政などの制度

これら社会的共通資本いちばん中心の役割をはたすものです。

 これら社会的資本は、いずれも
中央集権的な、官僚的な基準によって管理されてなりません
また、マーケット・市場的な基準によって配分されたりするもの
でもありません
原則として私有ではない
あるいは私有制があっても私有な管理ではなく、
社会的な基準にしたがって管理されねばなりません。”
(宇沢弘文『経済に人間らしさを ~社会的共通資本と協同セクター~』 P.8)

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


前回記事では、現代社会にあっては、
デモクラシー社会の一翼を担う人間を育成する場の側面も持ってきた〈大学〉、
とくに学費が安かった国公立大学〉が、
一般民衆に“縁遠くなり”、
そして〈学問〉が
市場(なび)かざるをえなくなった”り、
市場経済の世界
呑みこまれるようになってしまっては、
日本のデモクラシ―社会は、持続しえないことを
イチ項目として、ピックアップいたしました。

そして、「大学学費の高騰化」の背景のひとつに、
日本政府の「高等教育への予算配分への消極姿勢
(私学には補助金の削減、国立には交付金の削減)が
作用していることを、すこし書きました。

今回記事では、
その国立大学の「学費高騰化」の背景にある、
国立大学の《独立行政法人化》、
そして〈国公立大学〉をはじめ〈日本の大学〉は、
》に“翻弄されて、軋みをあげている”のか
について見ていきたいと思います。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

“        《いま大学で何が起きているのか
いま日本の大学では、
私立大学国立大学公立大学いかんにかかわらず
多くの教職員が、
大学個々の構成員取り巻く環境の大きな変化に“戸惑い”を
感じつつも、日々の業務に追い回され、大学と学術が全体として
どのような方向に進みつつあるのかを予測できないままに、
疲弊感に苛まれている
 理事長、学長ら経営人は、
自らの大学の生き残りを賭けて必死の策を模索し、
旧帝大のトップグループは、
遠山大学改革構想」(2001年以来
国際的に最高水準の大学という外的評価をめざして
短期間に成果の上がりそうな研究分野
人員と資金を集中しようとしている。
日本の私立大学4割が定員割れの状況に直面して/陥っている現状で、
多くの私大経営陣は、自校の存亡をかけて
トップダウン方式によって
すべての教職員
身の丈にあった実業教育の導入就職あっせん業への特化を指示し、
偏差値にふさわしい人材供給機関としての実をあげること
求め続けている

 このような「業績一辺倒」「新自由主義大学運営によって
あらゆる研究領域で研究資金獲得のための過度な業績主義横行
本数稼ぎの研究論文の増加ねつ造データの使い回しなど
研究者のモラルを逸脱した事態も起こっている。
奨学金ローン地獄による逼迫就職・進路・将来への不安
他方で、日の当たらない研究分野、大学、学部、大学員で働く教員
研究費十分に配分されないことに加えて
自身の専門領域捨てて社会」(会社が求める教育サービス提供者になること強制されている
大学ミッションの再定義」という掛け声のもとで
研究教育の機能分断され
大学教員から研究・教育労働者としての権利/権限/存在基盤奪われ
その必然的な帰結として
学術の発展通じて社会に貢献するという大学本来の機能
喪失しつつあるというのが、日本の大学現状であろう。


大学問題の焦点は何か
 大学の危機的とも言うべきこのような状態は、
いつどのようにして生起したのだろうか

 この間一連の大学改革構想大前提として、
グローバル経済化の時代即応して
日本を「科学技術立国」として再建し、
バブル経済崩壊後の「失われた10年」(現在は20年)を克服する
という発想が、支配層にあったことは明らかである。
日本の大学荒廃
新興国の企業をも巻き込んだメガ・コンペティションを勝ち抜くため
グローバル企業が求める成長体制高付加価値を生む事業分野
研究資金と人材を重点配分するという成長戦略
大学学術従属させられる過程起こってきている

 同時に、バブル経済崩壊後の過程は、
財界財務省主計局主導で
新自由主義構造改革推進された時代でもあった。
市場万能主義の立場から、企業活動に対する各種の規制撤廃
政府部門の縮小を企図した新自由主義勢力主要ターゲットは、
労働規制の緩和社会保障費の削減であった。
新自由主義構造改革路線は、
他の先進諸国と比較しても高等教育費の対GDP比が著しく低い日本で、
私立大学に対する経常費補助抑制
国立大学に対する運営費交付金削減などによって
さらに高等教育予算抑制し、その限られた資源
科学技術創造立国」のために傾斜的に配分してきた。

 国立大学法人化その集約点であった。
法人化によって自由度が高まるという当初のうたい文句裏切られ
教育系の大学を中心に多くの地方国立大学
運営費交付金連続的な削減という兵糧攻めによって

新自由主義構造改革がめざす大学改革への迎合余儀なくされている

 総じて、現在大学直面している危機的状況
本来人類にとって普遍的な価値をもつ公共財としての学術
それを伝授する場としての大学

絶えざる効率性競争による優勝劣敗の原理に基づいて
最大限の利潤を求めて
その存在の根本侵害されてきたこと起因る。


新たな大学ビジョンづくりに向けた本格的な討論を
(引用者中略)
政権を奪還した安倍政権は、国会での“ネジレ”解消をバネに、
消費税の増税、TPP交渉への参加、社会保障のさらなる改悪、
原発の再稼動と海外輸出、現行憲法のもとでの集団的自衛権の行使、
秘密保護法の制定の企て
など、「日本を取り戻す」などと唱えて
反国民的政治矢継ぎ早に打ち出している
これに対抗する、広範な国民諸団体・諸階層の一点共闘
全国的に拡大している。

 こうした国民階層の動きに比して、差別的な資金配分によって
学問・研究の自由事実上制限/疎外され、学長への権限集中によって
大学自治破壊されつつある現状に対する不満
公私の別、規模の大小を問わず各地の大学渦巻いている
。”
(米田貢「はじめに」
日本科学者会議大学問題委員会【編】
『危機に直面している日本の大学 ~新自由主義と大学ガバナンス~』P.5-8)


つづき齋藤安史氏は、
「科学・技術政策と高等教育『改革』」の中で、
国立大学法人化》の動きが、
日本におけるグローバル型経済支援化政策および
新自由主義政策を進めるための《行財政改革》の
文脈上にありその一環の動きであることを
案内・説明しており、
いま現在までの経緯を教えてくれています。


【文字数制限のため、つづく

◇◇◇◇◇◇◇◇◇
SEALDs
(:Students Emergency Action for Liberal Democracy-s)さんのページにリンク移動します。

どうぞ、若い子たちのデモクラシー活動への賛助を

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


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◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


この画像をクリックすると、
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◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇※☝クリックすると、リンク移動できます。
ネットを通じて、個人会員登録できます。

当ホームページより、以下に一部転載。
「日本は主権在民の国家です。
憲法に違反するTPPは、
私たちの手で阻止できるはずです。
今こそ、国を相手に声を上げようではありませんか。」


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
宇都宮健児さんのツイートを以下に転載します。
宇都宮けんじ ‏@utsunomiyakenji
来たる7月8日(水)午後7時より
渋谷のUPLINK FACTORY
映画『インペリアル 戦争のつくり方』が上映されます。
上映終了後、私宇都宮がレクチャーを行います。
関心のある方は多数ご参加下さい。

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宇都宮けんじ ‏@utsunomiyakenji
7月22日(水)18:30~20:30
主婦連合会会議室(プラザエフ3階)
において、
公正な税制を求める市民連絡会主催の学習会を開きます。
講師は湖東京至さん(税理士・元静岡大学教授)で、
消費税問題について学習します。多数ご参加下さい。
 ーーーーーーーーーーーーーーーーー
宇都宮けんじ ‏@utsunomiyakenji 
公正な税制を求める市民連絡会は
9月19日(土)午後2時より仙台弁護士会館
人間の生存と尊厳を守る税制と社会保障の構築に向けて」(仮)
と題して仙台集会を開きます。
基調講演を佐藤滋東北学院大学准教授にお願いしています。多数ご参加下さい。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー


☝画像をクリックすると、
詳細ページにリンク移動します。
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澤地久枝さんのホームページ(hisaesawachi)より

澤地久枝さんからのよびかけ
みなさんへのお願い




アベ政治の非道に、
主権者一人ひとりの抗議の意思をいっせいに示そう
全国共通のスローガンを、同時に掲げる。
言葉は”アベ政治を許さない”!!
よびかけチラシはこちら→アベ政治を許さない (6/23版)

文字は金子兜太さんに書いていただきました。

掲げるポスターはコチラ⇒アベ政治を許さない
A3の大きさで掲げて下さい
「セブンイレブン」のネットプリントで印刷できます。
予約番号83235355、A3、白黒、
プリント有効期限2015/07/01
予約番号24203840、A3、白黒、
プリント有効期限2015/07/03

~~日本中に拡散をお願いします!~~

東京は国会正門前その他で。
全国すべての会場、街、村、隣近所の戸外で
★2015年7月18日(土)午後1時に
同じ大きさの「アベ政治を許さない」をかかげよう。

★ 6月26日現在呼びかけ人
瀬戸内寂聴 金子兜太 落合恵子 小山内美江子 小森陽一
鳥越俊太郎  渡辺一技 朴慶南 小出裕章 池澤夏樹 窪島誠一郎
崎山比早子 いせひでこ 小林節 石原昌家 浦田一郎 西山太吉 
むのたけじ 村田光平 横湯園子  椎名誠 上野千鶴子 なかにし礼
高畑勲 松元ヒロ 浅田次郎 日野原重明 湯川れい子 佐高信
鎌田慧 雨宮処凛 森村誠一 宇都宮健児浜 矩子  池田香代子
神田香織 福島瑞穂 照屋寛徳 志位和夫 古賀茂明 山口二郎
豊島耕一 柳田邦男 加藤哲郎 澤地久枝(順次発表)

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
広島県廿日市市長:
宮島の鹿のために山や低地の環境を整え、
鹿の健康管理、増え過ぎないよう
避妊をお願いします。(Change.org署名)


※☝画像をクリックして、リンク移動できます。

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Gift - ( Official Video ) Director's Final Cut

〇 アデ~さんのブログ「柴犬ADELLE」
☆里親募集中です!各地の犬猫の里親募集情報をまとめています☆

〇heart♪さんのブログ「teardrop」にリンク移動します。
熊本の保健所で期限が迫ってる犬猫ちゃんたち


〇「ばなちゃん‏@bana_dogcat」さんのツイッター

〇「ヲレンジ★拡散希望@nature_orange」さん、

〇「マタ ‏@doubutukyushutu」さん、

〇「カプコ @buuubuuu0505」さん、

〇「香川県の犬猫殺処分問題と向き合います。 @with_animals_k」さん

〇「tamutamu @tamutam63196149

〇「Giselle @863giselle

〇「龍崎絶狼 第3アカウント @a_just_remedy

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