今日もお陰さまです。就活内定プロデューサーの田中ヒロユキです。

世間ではGW真っ最中らしいのですが、明日明後日は大学で講義。
学内のカレンダーの関係だそうで…。

明日、学生さん来るのかな…? 学生時代のボクなら…
思い返してみたら、彼らに何かを言える立場じゃない、と思い至りました…(^_^; )

不覚…(爆)。

さて今日は【海外留学は就職活動に有利なのか?】でお届けします。

就職、転職に向かわれるあなたのヒントになれば幸いです。

昨日、キャリアカウンセラー同士の事例勉強会に参加してきました。

同時刻に名古屋市内の別会場で食指の動くセミナーがあったり、名古屋ドームではドラゴンズが快勝していたり…と、GWはイベントも盛りだくさん。

取捨選択はツライものですが、責任を持って選択したならば、1つでも得るものを持ち帰りたいものです。

話しが逸れました(汗)。
ディスカッションの対象として取り上げられた事例に留学から戻ってきた学生さんのロールプレイがあったんです。

留学と言えば、20年前はスゴいことでした。
今は短期留学とか、3ヶ月、中には1ヶ月なんてものもありますね。
それを留学と呼べるのか?は別の議論です。個人的にはそれって短期滞在では?と指摘したくなりますが…。

昨日の勉強会には大学のキャリアセンターの方、企業の人事・採用担当者の方もいらっしゃって、効果的な留学とはなんぞや?みたいな話しが聴けたのが良かったですね。  
ー 本来的な勉強会の目的とは外れていたものの ー 留学の取り扱いついての見方の違いが良く分かりました。

単位化されている/されていないに拘らず、留学そのものが評価されやすい大学サイド

留学そのものよりも、その体験を通して得たもの、思考の変化、在り方の変化にフォーカスする人事・採用担当サイド


ボクは経営者でもあるので、人事・採用担当者さんがたの視点におおいに頷くところがあります。

留学経験があることは既にコモディティ化しています。
なぜなら、1つの企業さんに留学経験を持つ学生さんが大挙して押し寄せれば、採用の判断基準としての留学経験は意味が薄まります。

そして、留学経験を持つ学生さんが入りたい企業さんにも一定の偏りがあるので、結局のところ、局所的に留学経験はコモディティ化します。
ところが、留学を通じて得られた体験、知見、視点、思考の変化はあなたオリジナル。なので、そちらのウェイトが上がるのは当然ですね。

そこで勝負の分かれ目になってくるのが
チェック留学中に体験したこと
チェック留学ビフォーアフター
チェック視点、思考の変化
チェック現地の方々との交流/コミュニケーション実績
の4点をどのようにプレゼンテーションするか?

そして、裏メニュー的にチェックが入るのが
チェック日本的決定プロセスや人間関係への配慮、コミュニケーションが出来るか否か?
…でしょう。

特に、上司や管理職に海外生活の経験者が少ない企業や部門の場合、留学経験者は扱いにくい…と思い込まれている可能性があります。
この辺りのことはOB/OG訪問、企業内見学などでしっかり確認できる範囲ですから、見て、訊いてきて下さいね。


また、最近増え始めている海外に活路を見出そうとする中小企業さんの場合でも、海外留学経験者は歓迎されます。

製造、流通・小売り、アパレル、ブライダル、外食、医療などは今後、ますます海外展開が見込まれます。
で、海外展開をしている/考えている中小企業さんの場合、経営者さんのアタマが既に海外を向いていたり、トップダウンが強かったりすします。

これが留学経験者にはメリットで、海外特有の白黒ハッキリしていて、要求を真っすぐ通そうとするコミュニケーションスタイルも、場合によって嫌われません(笑)。

それどころか、強力な味方にさえなっていただけます。
経営者さんの目的がハッキリしていて、利害調整などの手間が少ない(場合によっては不要)からなんですねー。

反対に、超が付くほどの日本的、縦割り的組織に海外留学経験者が入ると、息苦しさを感じるハズです。


■ 最後に ■

海外留学の経験はとても貴重です。
そして、留学を就職活動に活かしたいのなら、留学経験をあなたの人生に於いて、戦略的に使いましょうね。

細かい内容は記事の通りですよー。

海外留学を通して、自分がどうなったのか?何を得たのか?が語れないのなら、それはずーっと日本にいて、ボーッと過ごしていたことと同じでしょ?
人事・採用担当者さんたちはそう考えているのです。

今、まさに海外にいる方、今月帰ってきたばかりの方のご参考になれば幸いです。


そう考えると、TOEICのスコアも同じ。スコアそのものは人事の評価にはなります。
けれど、英語でディベートができる…とか、プロジェクトの進捗管理とか、部下のマネジメントに長けている…といったことは別問題ですからね。

この1年、あなたの中で一番変わったことはなんですか?

今日も最後までご覧下さり、ありがとうございます。