週末、粒々辛苦とレイアウトを考えて材料を選んで工作していたアクリル製ケースが、ひとまず動くところまで完成しましたぁ~。組み立ててみて分かった不具合もありましたが、まずはお披露目ということで。
このケースはマザーボードの裏に HDD をもっていったところが一番のポイントになってます。その狙いは無駄なスペースを省いてケースを小さくすることと、ファン 1 つでマザーボードと HDD を同じように冷却すること。
上の写真はその HDD を取り付ける前のサイドパネルの様子です。サイドパネルにはマザーボードを取り付ける為の、もう一つの小さいパネルが 50mm 長の 6mm ネジで周囲を囲むようにして取り付けられています。こうすると、サイドパネルとマザボを取り付けているパネルとの間に 50mm 弱の空間が取れ、その部分に HDD を入れることができます。
HDD はサイドパネルに直接固定します。MicroATX 仕様のマザーボードだと 3.5 インチ HDD が 2 台入ります。同じ位置(高さ)にマザボと HDD を設置できるので正面にファンを付ければ取り込まれた外気が均等にマザボと HDD に当たる計算。普通のケースだと、取り込んだ外気が HDD の間を通ってマザボに流れるので、これを均等に当てたかったという発想です。
使用したファンは 14cm ファンの『クーラーマスター R4-L4S-10AB-GP』。大きいファンならゆっくり回して静音化が期待できるのと、透明ケースなので光るものを入れたかったのでコレを選択。
12cm ファンとの比較。14cm はやはりでかい。その割には軽い印象。
厚みは標準的な 25mm なんですが吸気側にスペーサーらしき 2mm ほどの突起が付いています。25mm ぎりで取り付けられると思っていると失敗しそうです。ま、そんなシビアな条件で取り付けてる人はそれ程いないと思うので問題にはならないですかね。
こんな感じで付けてみました。
そして電源投入!
光るファンは実はこれが初めて。結構明るめの濃い青色です。割と明るいんですね。ググってみるとこのファンは他と比べて明るいようで、直接目に入る位置にあるとまぶしいくらいです。
音のほうは評判通り『クーラーマスター R4-L4S-10AB-GP』は静かで、当初予定していた『サイズ KAMA-FLEX12cm SA1225FDB12M』と比べても明らかに静かでした。『SA1225FDB12M】も静音ファンですがこちらは「ブーン」とはっきり聞こえるのに対して『R4-L4S-10AB-GP』は近づかないと聞こえないレベルです。これはすばらしいです。
R4-L4S-10AB-GP
Speed | 1000 rpm |
Air Flow | 60.9 CFM |
Noise Level | 16 dBA |
SA1225FDB12M
Speed | 1500 rpm |
Air Flow | 56.3 CFM |
Noise Level | 24.7 dBA |
メーカー公開値はこんな感じです。体感では確かにノイズは『R4-L4S-10AB-GP』の方が静かに感じましたが、風量は『SA1225FDB12M』の方がある感じがしました。あくまでそんな感じがするというレベルですが。
と、一通り動かすところまでは来たんですが組み立ててみて初めて分かった事が。パーツの重量が結構あったようでマザボを取り付けている側のサイドパネルが内側に傾くことが判明。またこちら側のサイドパネルには HDD を直接取り付けることを想定していたため HDD 取り付けネジの長さからアクリル板の厚みを 2mm としていた事もあり荷重に耐え切れずアクリル板が歪んでしまいました。
この辺は近々に改修する予定です。あと DVD ドライブも置く予定です。でもこれを置くとせっかくの中身が綺麗な感じで見えているのにゴテッとしちゃうんですよね。。ノートとかで使ってる薄いのにでもしようかな。でもそれはそれで速度がでないんだよなぁ。悩みどころです。