中国留学日記No.32 | すみちゃんのブログ

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高校中退して、中国No.1外大に留学して3ヶ月でHSKに合格。そして、現地の芸大で胡弓を専攻。2年間留学しました。しかし、精神科に入院して真っ暗な20代。今は18年独り暮らし、彼と10年同棲して青春が来ましたが同棲解消。足の病気でリハビリ中。

私は2年目雲南で大変な苦労をした。半年間、日本語の話せない環境にいた。日本人だったら誰でもいい、という心境だ。私は授業以外部屋に引きこもっていたが、やっぱり寂しいから胡弓の先生や、ピアノの先生の家に行って、食事を呼ばれた。可笑しな関係ではない。奥さんと一緒である。



胡弓の先生の奥さんというのが片言の日本語が出来たが、普通に会話する能力はない。だから、私は中国語を話す。天気予報もドラマも全て中国語で、そして会話をするのである。あの時の自分は秀才だった。



大連の時から思っていたが、ホテル住まいするような人間は生の中国を知らず、ぬくぬくとしている、自分とは世界が違う、と思ってハナから馬鹿にしていた。駐在員の奥さんなど、ホテルにパンを買いに行ったらよく見たが、知らんぷりである。



ホテル住まいなんか、中国の生の文化に触れずに、日本にいても変わらない、日本人ばかりで集まって、島国根性で何にも解っていない、というのが私の考え方である。やはり、留学生寮に住み中国人学生と接して、生の中国の文化を勉強するべきだ、というのが私の考え方である。



私は中国人と深く関わりを持ったし、貧乏学生のプライド等から、ホテル住まいの人とは付き合わなかった。友達なんか中国を旅行するのに飛行機を使うのは邪道、とまで言っていた。私はそこまでは徹底しなかった。