429日(月)~54日(金)まで、アラブ首長国連邦(UAE)を河野太郎衆議院議員等と訪問しました。河野議員は、毎年中東を訪問する中東通で、訪問のアレンジをして下さりました。



UAEでは、アブダビ石油の役員、アブダビガス(ADGAS)の社長、LNG輸送の海運会社社長(次期、エネルギー大臣の噂あり)、シェルの中東担当者(石油、ガス)と面談し、UAEからの石油、ガスの輸出について意見交換を行いました。



UAEと日本のLNGの長期契約が2019年に期限を向かえる予定ですが、UAE側は、早ければ年内に継続の是非を判断したいと発言がありました。現在、日本政府は、より安い、LNG輸入を獲得すべく、アメリカのシェールガスや、ロシアのサハリンからの輸入の可能性を模索しています。しかし、本当に、安定供給が図れるのか慎重な判断が求められます。



日本とUAEの1970年代からの長い信頼関係を考えると、コストばかりで判断すべきなのか少し疑問に感じました。勿論、UAEが、発展する中、LNGをカタールから輸入する立場に変わり、原発を建設し、電力需要を賄おうといている現状を考えれば、長期契約の継続に危惧は残りますが、慎重な判断が必要です。


河野議員からは、アメリカのシェールガスの開発、軍事予算の削減により、アメリカの中東に於ける軍事的プレゼンスが縮小し、イラン等の不確定要因により、ホルムズ海峡の封鎖等の危険性が増すのではないかとの質問をされましたが、多くのUAE側の方は、その様な危険性は低いのではないかとの話がありました。


また、石油については、既に、ホルムズ海峡の先にあるFujairaという町までパイプラインがあり、また、天然ガスも18インチのパイプラインがあり、いざとなれば、ホルムズ海峡の封鎖という事態でも対応出来る旨の話がありました。また、イランによるホルムズ海峡の閉鎖の可能性は低いとの認識も話されました。



日本は資源も食糧も海外から輸入しなければなりません。今後、メタンハイグレードの開発や、農業の大規模化により、エネルギー、食糧の自給率を向上させる可能性はありますが、エネルギー資源獲得のための外交努力の必要性を強く感じる訪問となりました。



また、安倍総理も訪問されたアブダビ、ドバイは、本当に洗練された町で、特に交通網、特に道路は、14車線の高速があるなど、素晴らし整備がされていました。ドバイもバブル崩壊の影響が酷いのではと思いましたが、アラブの春の影響で、他のイスラム地域からの投資が起こり、建設に拍車が掛かっているとの話も伺いました。


このGW、多くの閣僚、国会議員が海外を視察していますが、世界が狭くなったグローバル社会の今日、政治家が見聞を広げ、議員外交を繰り広げることは、間違いなく国益に結びつくものと信じています。



帰国後は、内政に戻りますが、後半国会、都議選挙、参議院選挙に全力を尽くして参りますので、是非、引き続きの応援をお願いします。



石原ひろたかBLOG

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