●不運を引き寄せる口癖
例えば、人相や手相を診て、その人を判断する事は、
普通の人には出来ないかもしれませんが、
相手が実際に喋る言葉は、自動的に耳に入って来ますから、
よく聞いていれば、誰にでも気がつく事が出来ます。
占いの仕事をしていると、沢山の女性の方と電話などで話す機会があるのですが、
ついていない人や、フラれた人や、離婚した人、
不幸を背負っている様な方に、
よくみられる口癖があります。
そして、そんな彼女達の口癖が、
数々の不運をなんとなく引き寄せてしまっているな。と感じる事があるんです。
それが最も感じるのが、過剰な疑問と過剰な否定と過剰な謝りです。
その1■過剰な疑問。
例えば、私が占いの結果を言うと、「本当ですか?」と言うのは、いいです。
いきなり言われて、ビックリして言葉に表す事もあるでしょうし、
信じられないという心の叫びでもありますから、当然の一言かもしれません。
しかし私が「本当ですよ。」と言うと、「ホントにホントですか?」と言われ、
「ホントにホントですよ。」と言うと、「ホントにホントにホントですか?」
と聞き返された事があります。
別に私に言うなら、いくら言ってもいいです。
お金を貰っているので、いつまでも付き合います。
でも、感じるんですよねぇ。
きっと、この彼女、
彼氏にも、こういう感じで喋っているんだろうなぁって。
ある日、彼氏が勇気を振り絞って、貴方に、
「愛しているよ。」とさりげなく言ったとします。
貴方は、ビックリして、「本当に?」と聞き返すかもしれません。
その一言は別にいいのです。
もしかしたら、聞き間違いかもしれないし、冗談かもしれないから、
とりあえず、聞き返した一言です。
でも、彼がもう一度勇気を振り絞って、
「うん。愛しているよ。」と言った言葉に対して、
「マジで?」とか、また「本当に?」とか、再び疑問の言葉で返すと、
ここからは、過剰な疑問となり、段々と彼の気持ちがなえてきます。
そして、追い打ちをかけるなら、
「どのくらい愛している?」とか、「仕事と私どっちを愛している?」とか。
まぁ、女性の気持ちも分かります。
「愛している。」なんて、めったいに聴かない言葉なので、
もう一度言って欲しいから、「ホントに?」って聞いてしまうんですよね。
でも男は、何度も聞き直されると、面倒になり、段々喋らなくなりなります。
なにより、聞き直されるって、信用されていないからと思ってしまい、
愛が冷めてしまったり、会話の無い夫婦生活になってしまったりします。
もし、今、仲が冷めて来たかも。という場合は、
とりあえず、「マジで?」や「本当に?」や「うそ?」という疑問符的な口癖を、
彼に対して使うのを封印してみましょう。
疑問符を封印して、彼が言う言葉を全て聞き流す様にすると、
仲が修復出来る事がありますよ。
その2■過剰な否定。
例えば、私が占いの途中で、相談者を褒めたりすると、
「そんな事ないです。」と否定される事があります。
最初の否定はいいです。謙遜(けんそん)の言葉でもあるので、
「可愛いね。」と言われて、「はい。」と言われるよりも、
「そんな事ないです。」と言われた方が、美しく聞こえます。
でも、「いや、君は可愛いと思いますよ。」と再び言われても、
「いや、絶対そんな事無いですよ。」と返されると、
ここからは、もう過剰な否定となってきて、男性にはこう聞こえてきます。
「あんたの意見は、間違っている。」
「あんたの価値観は、おかしい。」
やがて、愛が冷めてしまったり、会話の無い夫婦生活になってしまったりします。
もし、今、仲が冷めて来たかも。という場合は、
とりあえず、彼が誉めてくれた言葉を否定するのは、止めて、
素直に「ありがとう」と言ってあげましょう。
その3■過剰な謝り。
多分、このケースが一番多いかもしれません。
例えば、電話占いをしている時に、たまに、相談者の所に、
友人や彼氏からキャッチが入ったりします。
そんな時、「すみません。ちょっといいですか?」とか、
「ごめんなさい。キャッチが入ったので、出ていいですか?」と言って、
しばらく待つ事があります。
ちなみに、私の場合は時間制なので、全然かまわないし、
むしろ、何も喋らなくても時間が過ぎていくので、楽なくらいですから、
別に謝られなくても、感謝してもいい状態です。
でも、やがてキャッチが外れて彼女が戻って来た時に、
再び「すみませんでした。」となり、
また相談の最後には、「途中、キャッチに出たりして、すみませんでした。」
という感じで、計4回謝られた事がありました。
まぁ、自然な会話の様に思うでしょうが、
でも、感じてしまう時があるんですよねぇ。
きっと、この彼女、
彼氏にも、こういう感じで、しょっちゅう謝ってばかりでいるんだろうなぁって。
例えば、彼氏と待ち合わせした時に、遅れたら、
「ごめんなさい。電車が遅れて・・」とか最初の謝りの言葉はいいのです。
むしろ言った方がいいです。
でも、その後も、今日はホントにごめんなさい。とか、
ごめんなさい。今日は食事おごるから。という風に、
2回目からの謝りは、不運を引き寄せてしまいます。
男性から見ると、何度も何度も謝られると、
悪い事をされたんだから、自分が上という気持ちが強くなって、
段々とわがままになってくる人がいます。
だから、しょちゅうすぐ謝っている口癖のある子の相談を受けると、
彼氏が浮気をしているとか、不倫されたなど、
彼氏を自由な行動に走らせてしまっているケースがあるんです。
何度も、何度も謝ってばかりでいると、
このぐらいしても大丈夫だろうと、思わせてしまい、浮気されてしまうのです。
それは貴方の子供に対してでも同じです。
例えば、休みが取れなくて、運動会や授業参観に行ってやれなかった。
急用が出来て、託児所に迎えに行くのが遅くなってしまった。
そんな時、最初に「ごめんね。」とちゃんと謝るのは必要な事です。
でも、その後のごめんね。は過剰な謝りとなります。
その後も、今日はごめんね。何食べてもいいから。とか、
今日はごめんね。次からは気を付けるから。
ごめんね。寂しかったよね。
こうして、何度もごめんねを言われていると、
子供も段々とみじめにな気持ちになっていくものです。
過剰な謝りは、決して良い運を運んでは来る事はありません。
では、どうしたらいいでしょうか?
どのケースも貴方が、悪かったのですから、
最初の「ごめんなさい。」は必要です。
でも、次の言葉からは、「ごめんね」ではなく、
「ありがとう。」に変えてみて下さい。
彼氏への対応なら、
「ごめんなさい。電車が遅れて・・」と最初の謝りの言葉はいいのです。
次からは、「さっきは待っててくれて、ありがとう。」とか、
「昨日は遅れたのに、怒らないでくれてありがとう。」などと、
ごめんねは、1回だけ、あとは「ありがとう」にする事で、
きっと良い関係になっていくはずです。
子供への対応も、
最初の、「遅くなってごめんね。」は必要ですが、
次からは、「寂しかったね。泣かないで頑張ってくれて、ありがとう。」とか、
「ダメなママだけど、待っててくれてありがとね。」
と謝るよりも、感謝される方が、子供は明るい良い子に育ちます。
貴方も、きっと謝る人生から、感謝する人生に転換するはずです。
上のどの言葉も、最初の一回は良いのです。
ただ、2回目からは、どんどん不運を引き寄せる言葉になっていくので、
どうか注意してください。
そして、普段の口癖を直すだけで出来る事なので、
どうか幸せになって下さいね。
END