●物に宿る魂




このお話は、昨日のブログ(ちぎれた縫いぐるみ)の続きです。




従って、昨日のブログ(http://ameblo.jp/hirosu/entry-11290237670.html




を先にお読みください。


そしてから下をお読み下さい。
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これは知り合いの娘さん(めぐみちゃん)に起きた、不思議な現象である。


娘さんに物心がついたある誕生日に、ご両親は、クマのぬいぐるみを買ってあげた。


めぐみちゃんは、とても喜んで可愛がった。寝る時は一緒なのは当たり前で、


食事する時もそのクマのぬいぐるみと一緒に座って食べ、


お母さんとお使いに行くときや、トイレに行く時も常に一緒に持っていき、


めぐみちゃんには、無くてはならないものになっていった。


めぐみちゃんは、そのクマのぬいぐるみに「ロロ」と名付けて可愛がっていた。


こうして何年も、一緒にいる内に、クマのロロも段々と汚れていった。


毛も剥げ落ちている部分も少しあった。


そんなある日、そのぬいぐるみの目が取れた。家中を探しても、見つからなかった。


そこで、お母さんは、めぐみちゃんに、こんなに汚れて目も取れて無くなった事だし、


新しいぬいぐるみを買ってあげるから、古いのはもう捨てましょうね。と言った。


ところが、めぐみちゃんは、ロロは絶対捨てないで、とお母さんに訴えた。


新しいのじゃダメ、ロロじゃないとダメよ。と。


やがて、めぐみちゃんは、何時間も昨日母親と歩いた所を探してロロの目を見つけたのだった。


「これで、ロロは捨てないでいいでしょ。」


「そうね。」あきれたお母さんは、そう言うしかなかったという。


ある時、ロロの右足の一部がほつれて、中の綿が出てしまっていた。


ところが、お母さんは掃除と洗濯をしている間に、すっかりロロを直すのを忘れていたという。


すると、保育園でめぐみちゃんが転んで、右足を怪我したと言う。


偶然かもしれないが、この時お母さんは、娘とロロが一体になっている様に感じたという。


そして、その年の夏の事である。めぐみちゃんはお父さんと町営のプールに行ったのだが、


その夜、急に具合が悪くなり、翌日、病院に連れて行くと、急性肺炎にかかっている事がわかった。


即日入院となり、呼吸不全も起こしていたと言う。命の危険もあると言われた。


そんなめぐみちゃんは、ベットの上で、うわ言で「ロロ」と呼んでいるのに気が付いたお母さんは、


近くに住んでいた姉に、家からクマのぬいぐるみを持ってきてくれるように頼んだのである。


しかし、ここで予期せぬ事が起こったのである。


なんと、クマの手がちぎれたのである。その瞬間、お姉さんはとても不吉な予感がしたという。


「もしかして・・・・・」














































人形や、ぬいぐるみは、


ペットなどと違い、生きていない。






しかし、


そんな物にも魂が入る事があります。




私の経験上、物に魂が入るケースが4通りあった



●その1つは、その物を作った作者の念が入ったケースである。


作者が時間をかけて、1つ1つ作る物の内、特別感情が入る時があります。


つまり、手作りの物で、


制作時間も念が入るほどかかりっきりになる位長い時間がかかっているものである。


例えば、レオナルド・ダビンチが描いたモナリザとか、


従って、大量生産品とか機械で作った直後の製品には、通常人の念は入っていない



●2つ目は、霊が人形やぬいぐるみに入る場合である。


もし、人形が玄関やお墓が見える場所に飾っておいた場合に、


浮遊霊や不成仏霊がその人形に入ってしまい、その家に災いを起こす時がある。


逆に、リビングや寝室に飾ってある人形に亡くなった親族の霊が入り、


見守っていたり、幸運を呼び寄せる事もある。



●3つ目が、今回のケースである。


実は、人形やぬいぐるみを常に大事にして、人形に常に話しかけたり、


一緒に寝たり、一緒に生活している内に、


その人形やぬいぐるみ自体に、念が生まれる事がある。


私の経験上、今回のケースの様に、


ぬいぐるみに名前をつけて、一緒にベットで寝るという場合が多いようです。


そして、その生まれた念は、持ち主の考えに似るものです。



●4つ目は、上の様に人形に持ち主の念が入った後、


持ち主が亡くなり、その人形だけが独り歩きした場合である。


つまり、その人形が中古で売りに出された場合である。


そんな時、その人形の中に芽生えた元の持ち主の念と、


亡くなった持ち主が成仏していなくて、その人形に作用する時、


人形の念と、亡き持ち主の念が合わさって、強くなり、


中古で買った次の持ち主に霊障となるケースである。



特にこのケースで多いのが、中古の指輪である。


私が、アメリカに居る頃の話であるが、


ある奥さんが、駐車場で指輪を拾ったのである。


あまりに素敵だったので、警察には届けず自分の物にした。


ところが、それから彼女の身に悪い事ばかり起こるようになってしまったのである。


最後に指輪をした左手に大やけどをしたので、


中古の指輪を扱っている店に、売ってしまったという。






ただし、物に念や霊が入り込むのは希なケースであり、


神経質になるほど多くはない。








さて、


話を本題へ、戻しましょう。




めぐみちゃんのクマのぬいぐるみのロロを、見つけたお姉さんですが、


そのロロの手を引っ張った時、


ロロの手がちぎれたのである。


その時、お姉さんはとても不吉な予感がしたという。


「もしかして・・・・・」と。









その時、お姉さんは、


ロロを直そうかとも思ったそうだが、


すぐに病院にロロを持ってきて欲しいという事だったので、


針と糸を手にして、すぐに病院に駆け付けた。


何より、めぐみちゃんの容体が心配だったのである。









お姉さんが、病院に着き、


病室のドアを開けると、







なんと、





めぐみちゃんは目を開けて、ベッドで水を飲んでいた。


聞くと、ついさっきまでは、呼吸も苦しそうだったのだそうだ。


それが突然、良くなってちゃんと話も出来るようになったという。






お姉さんが、ロロの手がちぎれた事を謝り、ロロを見せると、


めぐみちゃんは、「あ、ありがとう」と言ってロロを抱き寄せたという。






とても不思議な事だが、


時間的に言って、ロロの手がちぎれた時に


めぐみちゃんの病状も良くなった様だった。






私は、この話を聞かされ、


これは、ぬいぐるみがめぐみちゃんの身代わりになったのだと思いました。



先に、私は、


●3つ目は、その人形やぬいぐるみ自体に、念が生まれる事があると言いました。


そして、その生まれた念は、持ち主の考えに似るものです。とも。


そして、それは持ち主を助けるという事があるのです。



希ではありますが、


これは大事にしていた人形に起きる事もありますし、


人形やぬいぐるみでなくても、


大事にしていた数珠や水晶などが、


持ち主の身代わりとなり、突然汚れたり、割れたりする事もあります。


大事していた鏡が割れる時も、身代わりのケースである場合もあります。


また、大事に乗っていた車の事故で、


車が大破したのに、持ち主には大した怪我が無かったという不思議なケースもあります。




物も大切扱うと、良い心が入って、


貴方も使うのが楽しくなりますし、助けてくれるケースもあるのです。



貴方も、周りの物に好かれて暮らして下さいね。