●お盆と父母参観日


お盆なので、


お盆について、少しお話しましょう。



父母参観日とは、

小学校などで、子供の授業を親が教室に入って参観してよいという日です。


ちなみに、昔は父兄参観日と言っていました。


何故かと言うと、

昔は家の長である父親が家を代表して学校の行事に参加し、
父親が居ない時は、長男が、長男が居ない時には、次男がという封建社会の名残りです。




さて、


父母参観日になると、子供たちは、


うちの母さん来てるかな?


子供たちはわくわくします。


あっ!今日は父ちゃんが来てる!とか、


母さん一番ダサい服着とるわ!とか


子供達もそんな噂話でもりあがったりします。


父母参観日なんて、別にどうでもいいわ、と思っている人も、

誰か家の人が来てくれると、なんとなく嬉しいものですね。


中には、参観日に親が来れないと分っている子もいるでしょう。


そんな子は、どう思うのでしょう。







実は、


お盆も父母参観日に似ています。


この期間。霊でもわくわくする霊もいるでしょう。


中にはお盆が待ち遠しいという霊もいるはずです。





おっ、お墓参りに着てくれた!!


子供たちも大きくなって!




この期間、

どこの家庭も亡くなった人の事を思ったり、墓参りなどで、盛り上がっているので、


社会全体の雰囲気が、霊にとって家に帰りやすい環境になっています。




つまり、


普段、家には帰りにくいと思っている霊も、この時期は帰りやすいのです。


生前、敷居が高かった家も、


私なんか家に戻ってはいけないと思っていた霊も、


この時期は、ちょっとだけでも家に帰ってもいいのかなと、思わせる時期です。



それだけではなく、日本全体の霊が移動するからでしょうか、


霊にとって、普段よりも移動しやい空気の状態になっています。







中には忙しくて、お墓参りにいけない人もいるでしょう。


そんな時、


せめて、仏壇に、拝むことぐらいはしてあげましょう。


そして、最後に、

お墓のある方向に向かってお祈りしてあげましょう。



「ご先祖様、いつも見守ってくれて、どうもありがとうございます。」