ファミレスの「すかいらーく」が閉店したそうです。


最盛期は全国に730店舗が出店していたというのに、まさに盛者必衰ですね。


すかいらーくといえば、高校生時代に実家の近所に出店したときは、すごく話題になったものです。そういうハイカラな店が珍しい田舎でしたから、最初は高級レストランかと思ったくらいで、友達と初めて入店した時は、緊張したものです。


だって、入り口を入るとウェイターが席まで案内してくれるんですから。

今では当たり前のサービスですが、当時は新鮮でしたね。


ただ、メニューを見ると、高級店なのかと思っていた割りに安いので意外でした。


初めて食べた料理が、チキンガーリックステーキ680円也で、美味しくて、物凄くリッチな気分になったものです(そのメニューがつい最近まで730円だったのですから、大変な営業努力だと思います)。そうそう、ライスが皿で提供されるのも新鮮でした。これを周りの客の見よう見真似でナイフとフォークで食べたのを今でも覚えてます。


 本当に田舎者だったんですねえ。(^^;


フロア係の制服もかっこ良くて憧れました。それで、大学落ちて浪人生になった時、真っ先にアルバイトを申し込んで、昼間は予備校通いで働けませんから、夜のシフトで4時間だけフロア係として働かせてもらいました。休日の前日には10時から深夜2時のシフトに入りましたが、初めて深夜シフトに入った翌日に熱を出して寝込んでしまったものです。


なにせ、高校生時代はまじめで、夜遊びなどしたこともありませんから、夜中の2時まで起きていた経験が無かったのです。(^^;


 当時の店長どうしているかなあ。


とにかく店長からは入店初日から、「仕事が遅い」「要領が悪い」「仕事を舐めている」と、散々怒られましたねえ。

もともと要領が悪かったから、店がお客さんにウェイティングがかかるほど込んでくると、もうパニックでした。


お客さんが入ってくると、ひばりの囀りを模した、「ピ~~、ピヨピヨ」というチャイムが鳴るんですが、入店当初はあの音を聞く度にゲンナリしたものです。


ただ、店長には怒られましたけど、店が終わるとラーメン食べに連れて行ってもらったり、打ちっ放しでゴルフの手ほどきもしていただいたりと、可愛がってももらいました。お陰で、悲惨な浪人時代もそれなりに楽しかったですね。でも、勉強の方は全然やりませんでしたが...。(^^;


その「すかいらーく」が幕を下ろしたというニュースは、また一つの時代が終わったのだなと、感慨深いものがありました。