登山道の整備 | 広瀬屋旅館のブログ

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山梨県の東端、東京都との県境にある小菅村の旅館です。
四季折々の自然と旬の山菜、きのこ料理、手打ちそばが自慢の宿です。

2014年6月10日

例年になく大雨の梅雨ですね。7日の土曜日は道路が全て通行止めになり、当日宿泊予定の
お客様には事情を説明して他の日程に変更してもらいました m(_ _ )m

毎年9月になるとトレイルランの大会があるのですが、今回は
数組のグループに分けてコースの整備に行って来ました。

まだ大分先のイベントですが、大がかりな工事が必要な場合は早めに依頼しないと
秋の大会に間に合わなくなる可能性があるからです。

私の担当はスタートから第一関門までの区間ですが、実際のコースとは
逆にまわります。その方が登りが殆どなくて楽なんです(;^_^A




いまにも雨が降りそうですが新緑がとてもきれいです。

歩き始めて20分ほどで最初のピーク「鶴寝山」に到着です。



さすがに富士山は見えません。が・・・
近くの樹上に白いきのこのようなものが・・・


「ウスヒラタケ」です。


少し離れた所でも発見しました!!

稜線沿いは大雪の被害もなく、登山道も特に問題はありません。
トチノキの巨樹方面に分かれる分岐から北斜面になり、春先まで谷は雪崩に埋まっていた
場所が点在します。

実はもう一つ、トチの巨樹のある沢には冬に定点撮影用のマーキングを残したままなんです。
4月上旬に回収に行った時にはまだ雪崩に埋まっていたので諦めて帰ってきました(^_^;)

さすがに雪は残ってないですね! おや、なにやらオレンジ色をしたものが生えていますよ!


「マスタケ」です!! 程度もよく美味しそうです (^-^)v

定点撮影用のマーカーも楽に見つける事が出来ました。


この岩を挟む形で三脚を設置して雪が降り積もるトチの巨樹を撮ってました。
その時の様子が下の画像です。



半年ぶりに回収できホッと一安心です。

そこから先は崩れた道を修復したり折れそうな枯れ木を伐採したりしながら下山していきました。





ワサビ田の橋も雪崩で折れたままですが、既に修復工事の手配済みです。



他のコースの人達も順調に整備を終えたようです。

今日採って来た「ウスヒラタケ」は夜のお疲れ会で汁物になりました。
私が採った「マスタケ」は夕食の時にお客様にお出ししました。
季節外れの天然きのこ、特に「マスタケ」はとてもいい香りがします。
薄味で挽肉の餡かけにしました。



そういえば数日前にガイドで山歩きをしている時にも大量に群生している「ウスヒラタケ」を見つけました。
およそ100名の看護学校の生徒さんを案内していたのですが、人数分は充分にある量でした。
偶然、その日の夕飯はきのこ汁を作る予定だったそうです。(キャンプ場で自炊生活)