職人に学ぶ和食講座【おせち】開催しました
世界文化遺産にも登録された、
世界に誇る日本の伝統食、和食。
だしの香り、醤油の焼ける香り、
季節を感じさせてくれる料理の数々は、
私たちの心をほっとさせ、幸せな気持ちにしてくれます。
世界文化遺産にも登録された、
世界に誇る日本の伝統食、和食。
だしの香り、醤油の焼ける香り、
季節を感じさせてくれる料理の数々は、
私たちの心をほっとさせ、幸せな気持ちにしてくれます。
今回は、年始の行事食「おせち」を学びました。。
田つくり・だて巻き・なますなどの作り方と共に、
盛り付け方や飾り方を、
和食人 太樹さん教えていただきます。
また、おせちのいわれについても、
みんなで一緒に学びました
おせちには1つ1つに意味があるのです
●黒豆……まめ(健康)に暮らせるように
この黒豆がお正月に登場するわけは、「まめ」が丈夫・健康を意味する言葉だったからです。元気にすごせますように、働けますようにという願いがこもっています。
●黒豆……まめ(健康)に暮らせるように
この黒豆がお正月に登場するわけは、「まめ」が丈夫・健康を意味する言葉だったからです。元気にすごせますように、働けますようにという願いがこもっています。
●田作り……(江戸時代の高級肥料として片口いわしが使われたことから)豊年豊作祈願
豊作を願い、小魚を田畑に肥料として撒いたことから名づけられた田作り。片口鰯の小魚を天日で干して上げたごまめを砂糖としょうゆで調理したものです。
豊作を願い、小魚を田畑に肥料として撒いたことから名づけられた田作り。片口鰯の小魚を天日で干して上げたごまめを砂糖としょうゆで調理したものです。
●昆布……よろこぶ
喜ぶの言葉にかけて、昆布はお正月の鏡飾りにも用いられています。おせち料理には、煮しめの結び昆布、昆布巻となかなかの活躍です。
喜ぶの言葉にかけて、昆布はお正月の鏡飾りにも用いられています。おせち料理には、煮しめの結び昆布、昆布巻となかなかの活躍です。
●菊花かぶ
かぶは冬が旬。大根とともにジアスターゼに富んだ大変健康に良い食べ物。菊の形に飾り切りし、食紅であざやかに染めて、紅白の酢のものに仕立てたのが菊花かぶです。
かぶは冬が旬。大根とともにジアスターゼに富んだ大変健康に良い食べ物。菊の形に飾り切りし、食紅であざやかに染めて、紅白の酢のものに仕立てたのが菊花かぶです。
●里芋(サトイモ)……里芋は子芋がいっぱいつきます。子宝にめぐまれるように、の意。
●伊達巻き(ダテマキ)……「伊達」とは華やかさ、派手さを形容します。昔の人は、大切な文書は巻物に装丁し、絵は掛軸に仕立て、家宝にしていました。江戸に伊達者たちが着ていたドテラに似ていたことから伊達巻と呼ばれるようになったようです。伊達者とはシャレ者という意味です。
●栗金団(クリキントン)……「金団」とは黄金の団子という意味です。くちなしの実
黄色に色付けて仕上げます。見た目の“黄金”の色合い、豪華に見える様子から、おせちの定番になったものと思われます。
黄金色に輝く財宝にたとえて、豊かな1年であるようにという願いが込められています。
●金平ごぼう(キンピラゴボウ)……
細く長く地中にしっかり根を張るごぼうは、お正月料理やお菓子に重要な役割を果たしています。宮中でお正月に配られる花びら餅の芯にも、ごぼうが用いられ、大切に扱われているのです。たたきごぼうは、軟らかく煮たごぼうを叩き、身を開いて、開運の縁起をかついだもの。ごぼうの産地である八幡の名をとった、牛肉の八幡巻、穴子の八幡巻もお正月らしい巻もの料理となっています。
細く長く地中にしっかり根を張るごぼうは、お正月料理やお菓子に重要な役割を果たしています。宮中でお正月に配られる花びら餅の芯にも、ごぼうが用いられ、大切に扱われているのです。たたきごぼうは、軟らかく煮たごぼうを叩き、身を開いて、開運の縁起をかついだもの。ごぼうの産地である八幡の名をとった、牛肉の八幡巻、穴子の八幡巻もお正月らしい巻もの料理となっています。
● 紅白なます(コウハクナマス)……お祝の水引きをかたどったもの。
生の魚介などを用いて大根、にんじんと酢で作ったことから、なますの名がつけられました。今は生の魚介の代わりに、干柿や昆布、ゆずの千切りも用いられます。大根の医者いらず、といわれるように紅白のめでたい色合いばかりではなく、ビタミンCも豊富です。
●数の子……子孫繁栄
二親(にしん)から多くの子が出るのを好き事とし、古くからおせちに使われました。
生の魚介などを用いて大根、にんじんと酢で作ったことから、なますの名がつけられました。今は生の魚介の代わりに、干柿や昆布、ゆずの千切りも用いられます。大根の医者いらず、といわれるように紅白のめでたい色合いばかりではなく、ビタミンCも豊富です。
●数の子……子孫繁栄
二親(にしん)から多くの子が出るのを好き事とし、古くからおせちに使われました。
●鯛(タイ)……めでたいに通じる語呂合わせ。江戸時代にはじまった七福神信仰とも結びつき、(恵比須
様が抱えているでしょ?)鯛はおめでたい魚としてあまりにも有名。
●錦たまご(ニシキタマゴ)……卵の白味と黄味をわけて、ニ色でつくった料理
黄身と白身の2色が美しい錦玉子は、その2色が金と銀にたとえられ、お正月料理として喜ばれます。2色を錦と語呂合わせしているともいわれます。
黄身と白身の2色が美しい錦玉子は、その2色が金と銀にたとえられ、お正月料理として喜ばれます。2色を錦と語呂合わせしているともいわれます。
●えび・・長寿
えびは、長いひげをはやし、腰が曲がるまで長生きすることを願ってお正月飾りやおせちに用いられます。伊勢えびから、小さな川えびまでいろいろですが、お重詰めの中には、小えびを串で止めた鬼がら焼がよく用いられます。
●紅白かまぼこ(コウハクカマボコ)……かまぼこははじめは竹輪のような形をしていました。やがて江戸時代、様々な細工かまぼこが作られるようになると、祝儀用としてかかせないものになっていきました。紅白のおめでたい彩りから、おせちの定番になったのでしょうね。
えびは、長いひげをはやし、腰が曲がるまで長生きすることを願ってお正月飾りやおせちに用いられます。伊勢えびから、小さな川えびまでいろいろですが、お重詰めの中には、小えびを串で止めた鬼がら焼がよく用いられます。
●紅白かまぼこ(コウハクカマボコ)……かまぼこははじめは竹輪のような形をしていました。やがて江戸時代、様々な細工かまぼこが作られるようになると、祝儀用としてかかせないものになっていきました。紅白のおめでたい彩りから、おせちの定番になったのでしょうね。
今年は、みなさん
おせちに挑戦するそうです。
こうやって日本の伝統食であるおせちをゆとりを持って料理する生活。
そんな生活や文化を残してゆきたいと思います。