みりん粕=こぼれ梅 こぼれ梅のスコーンレシピ | 廣瀬ちえの 食からつながる幸せに、「べっぴん」をプラス。 ブログ

CBCラジオ「つくってみりん」

毎週月曜14時49分より~

http://blog.hicbc.com/weblog/mirin/


角谷文治郎商店さまの三州三河みりんを使って
料理を紹介しています

日本酒を作る時に酒粕が出るように、みりんを作った後の副産物として
みりん粕が出ます。

粕と言われますが、栄養価とうまさは抜群なのです


●みりん粕について

酒粕は、米と米麹からできているため、ペースト状や、板状のものが多いです
それに対して、みりん粕は、もち米と米麹と焼酎からつくられています
もち米からつくるため、粘り気があり、粒状のモロモロとしほんのりとした甘味が酒粕よりもあります。
梅の花に形が似ていることから、みりんの搾り粕のことを古くから「こぼれ梅」と言います。


●みりんの成分
オリゴ糖や、アミノ酸、クエン酸などが主な成分です

●みりん粕効果
「みりん粕」には「レジスタントプロテイン」 というものが含まれるということが 去年開かれた「日本健康医学会」で 発表。
「レジスタントプロテイン」とは たんぱく質の1種で食物繊維に似た働きをします。
胃で消化されにくいので、 そのまま小腸に進み、 そこでコレステロールなど脂質をつかまえます。
そして、そのまま体外へ排出されるので 便秘改善効果や、血中コレステロールの低下、 肥満防止効果が期待できるとのこと。


●みりん粕使い方
・そのまま食べる
・甘酒にする(同量のお水でコトコト温めて豆乳を好みで入れる)
・すきやきや肉じゃがなど煮物に使う
・味噌汁に入れる
・マフィン、クッキーなどの甘みとアクセ


こぼれ梅スコーン
みりんシロップ添え

「こぼれ梅」とはみりん粕の別称です

Podcast はこちら

**** 4cmビスケット型10個分 ****

A
 
薄力粉...200
 
有機みりん粕...70
 
甜菜糖...60g
 
すりごま...20g
 
ベーキングパウダー...6g
 
塩...4g

B
 
菜種油...60g
 
豆乳...60g
 
酢...小さじ1

三州三河みりん(煮切る)...大さじ4


作り方

Aの材料をざるなどに入れ、
ボウルに振い入れる。
Bの材料を別のボウルに入れて混ぜ合わせる。
A
のボウルにBの材料を入れ、さっくりと混ぜ合わせる。

②【①】の生地を麺棒で2cmの厚さに伸ばして
三つ折りにする。
 さらに麺棒で伸ばして三つ折りにする。
抜型で抜きやすいように成形し、
冷凍庫で1時間ほど休ませる。

③【②】の生地を、ビスケット型を使って抜く。
 (または円形に伸ばし、包丁またはスケッパーで放射状に切る)
④ オーブンを180℃に温める。
170
℃に下げて、
 【③】を天板にのせて2530分焼く。

⑤ みりんシロップを【④】のスコーンに添える。


<みりん粕ポイント>
みりん粕を使用することで、まろやかな甘みの香り高いスコーンが出来ます。また、みりん粕に含まれるアルコールの効果で、外はカリカリ、中はふっくらとした食感になります。


まなさん

香ばしい焼き色がおいしさを演出。そのまま食べた感想は、こぼれ梅の優しい甘さが広がります。そこに、ごまの香ばしさがとっても合います!食感は「外側がサクっ、中はフワっ」といった感じ。みりんシロップをかければ、おいしさ倍増!