30本目(4月17日鑑賞)

ポールに捧げたラスト3分
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ワイルドスピード
スカイミッション

監督:ジェームズ・ワン/脚本:クリス・モーガン/撮影監督:スティーブン・F・ウィンドン/音楽:ブライアン・タイラー
出演:ヴィン・ディーゼル/ポール・ウォーカー/ミシェル・ロドリゲス/ジョーダナ・ブリュースター/ドウェイン・ジョンソン/タイリース・ギブソン/クリス・“リュダクリス”・ブリッジス/ナタリー・エマニュエル/ルーカス・ブラック/サン・カン/カート・ラッセル/ジェイソン・ステイサム

ドミニク(ヴィン・ディーゼル)、ブライアン(ポール・ウォーカー)らの活躍により弟の陰謀を阻止されたショウ(ジェイソン・ステイサム)は、ドミニクらと繋がりのあるFBIのホブス(ドウェイン・ジョンソン)を襲撃。重傷を負わせ、彼らの情報を得る。東京にいる一味のハン(サン・カン)を始末したショウの復讐の牙は、ドミニクらに向けられる。

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どういう気持ちで観ようか。感傷。そりゃある。どう咀嚼しても、やっぱり特別な作品。クランクアップを迎えた日、そこにポールはいないわけで。

パラシュートで降下する車たち。とんでもない予告映像と「スカイミッション」のサブタイトル。どんなカーアクションを魅せてくれるのかワクワク…ところが…「スカイミッション」言い過ぎかも。(笑)

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それでも、アクション、スピード、音響…どれもこれもが期待以上。LAの街なんかもう無茶苦茶。前作は2DだけどIMAX。大正解。今回最初からIMAX3Dで決め打ち。はい、大正解。

IMAXの真骨頂は音響だと思ってる。2DでもIMAX向きな作品が、3DでもIMAX不向きな作品があると思ってる。「ワイルドスピード」シリーズは典型的なIMAX向き。「本作専用」のカウントダウンがあるのでIMAX予定の方はお楽しみに。

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大幅な脚本改変。御大カート・ラッセル登場も贅沢放置状態。実はもう一捻りあったと想像。それ以外は大方スムーズ。細かい突っ込みはLA大破壊でケムリにまいた。(笑)

ヴィン、タイリース・ギブソン、ドウェインに次ぐ第4のハゲ、ジェイソンが登場。悪役のジェイソン、かっこいい。対するヴィンはさすが加齢を感じるもパワーは衰えず。ポールは「フルスロットル 」でのパルクール経験が生きたか、格闘スキルが格段にアップ。

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過去作ネタを盛り込んでるのも本作の特徴。「古い方法」として1のあのシーンを再現。あのマシーンの登場で期待通りのあの走法。

シリーズ番外的立ち位置だった第3作「ワイルドスピード×3 東京ドリフト」にもスポット。その主役ショーン役ルーカス・ブラックもちょっとだけ登場。過去作未見で臨んでも十分楽しめるけど、知ってると得することもあちこちに。

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足りない分はポールの過去映像と実弟のダブルで対応したとか。…どう撮れたかが重要。どう撮ったかは興味外。

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ヴィン、ミシェル・ロドリゲスジョーダナ・ブリュースタータイリースクリス・“リュダクリス”・ブリッジス…よくドミニクが仲間を「家族」という。事故で家族を失った主要キャストとスタッフたち。ポールがいかに家族に愛されていたかが伝わる1本。

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ラスト3分は間違いなくポールへのレクイエム。もうポールの「新作」と出会うことがない。いつまでも観ていたくなる「家族」の弔辞。もう、涙が止まらなかった。

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hiroでした。



脚本7 映像9 音響10 配役9 他(音楽)8

43/50