68本目(11月25日鑑賞)


失われたリアル
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神さまの言うとおり


監督:三池崇史 原作:金城宗幸
脚本:八津弘幸 音楽:遠藤浩二
出演:福士蒼汰/山崎紘菜/神木隆之介/染谷将太/優希美青/トミーズ雅/前田敦子/肥後克広/上島竜兵/寺門ジモン/渡辺哲/水田わさび/小桜エツコ/山崎努/大森南朋/リリー・フランキー

退屈な日常に飽き、心のどこかで刺激を求めている高校2年生高畑瞬(福士蒼汰)。ある日の授業中、教師の頭部が突然破裂。しゃべるダルマが現れて「ダルマさんが転んだ」が始まる。それは、動いた者は殺される、死のゲームだった。

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紘菜ちゃんの幕間の解説~予告~マナー広告が終わり、一連のオープニングの後、すぐに始まる、ドバーッと。
瞬がたじろぐ。「なんだよこれ」。早々修羅場に放り込まれたお客さんも思う。「なんだよこれ」。

主要キャストと思われたあの人が早々リタイア。なんとかダルマをクリアして、紘菜ちゃん登場でやっと一息。

以後、あっちゃんマネキネコ、ダチョウコケシ…次から次への波状攻撃。


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三池監督は「十三人の刺客」が面白くて、「一命 」で感心し、以後観るようになった。守備範囲外のはずの「悪の教典 」も意外といけて、新しい一歩。キッカケをくれた監督に感謝。「藁の盾 」には興奮。


紘菜ちゃんはTOHOシネマズの幕間で毎度お世話様。感謝の気持ちを込め、絶対的守備範囲外の本作を鑑賞。


序盤の緊張感はさすが三池…だったけど、終盤、飽きた。(笑)

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福士くんの青春っぽい演技が場にマッチ。紘菜ちゃんは初の大役大健闘。ネコにやられた破れ具合も絶…。次…比類なきは「天才」隆之介の振り切れっぷり。今年の隆之介は切れる。

誰もが気になるリリーさん。やっぱりアレですか? もっと気になる南朋さん。もしかしてソレですか? 続編あり? ないとリリーさん南朋さん双方宙ぶらりん。


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何人死んだか。やがて死は麻痺してリアリティは失われる。ただし、本作、リアルだったら怖すぎる。案外、狙いはその辺か、とも思えたり。


カイジ」かな、と思ったけど、「ハンガーゲーム 」に近い。ただ、「死ぬ理由」がない。有無を言わさぬ死はやっぱり嫌悪。死ぬ理由があれば、自ずと「生きる理由」が見えてくる。もし続編ありなら、娯楽はお腹いっぱい、次はそれなりの落とし前を。


「ハンガーゲーム」…最初に観た時ダメだった。続編を観てイメージが変わった。そんなことだって、ある。


なので続編希望に挙手。



hiroでした。




脚本5 映像6 音響8 配役8 他(音楽)7
34/50