HDD鑑賞

観たことなかったッス(笑)
観たい映画を観て、読みたい本を読んで、聴きたい音楽を聴く!-kurenai1

紅の豚

 

 

監督・脚本・原作:宮崎駿

 

プロデューサー:鈴木敏夫

編集:瀬山武司 音楽:久石譲

出演:森山周一郎/加藤登紀子/桂三枝(現六代桂文枝)/上條恒彦/岡村明美/大塚明夫

 

第一次世界大戦後のイタリア・アドリア海。魔法によって豚の容姿にされた元戦闘機パイロット・ポルコ(森山周一郎)。今では空賊相手の賞金稼ぎとなり、真紅の愛機と卓越した飛行技術から「紅の豚」と呼ばれていた。
愛機の修理に向かっていたポルコの前に現れたアメリカ人飛行艇パイロット・カーチス(大塚明夫)。ポルコを墜として名を売ろうとするカーチスの襲撃で、愛機は大きな損傷を受ける。馴染みの修理工ピッコロ(桂三枝)に修理を依頼し、17歳の孫娘フィオ(岡村明美)が設計を担当することになる。

観たい映画を観て、読みたい本を読んで、聴きたい音楽を聴く!-kurenai2
ベテラン森山さんの声がマッチ。
この豚、飛行帽を脱ぐと可愛かったりする。

 

 

 

 

宮崎監督引退報道を受けての、日本テレビ金曜ロードショー放映。たくさんの人がご覧になったと思います。hiroはその日、日比谷公園で飲んだくれていたので、その翌日、HDDに録画しておいたデータで鑑賞しました。
何度もテレビ放映しているので、なんとなく観た気になってたんです。チラチラ観たけど、ちゃんとは観てないレベルかと。で、しゃべる豚が飛行艇を駆って、カッコつけてるだけでおもろいんか?…って思い、テレビ放映のたびにスルーしてたんですね。
今夏、監督最新作「風立ちぬ 」を観まして、宮崎監督の空への憧憬、空への想いを肌身で感じ、まさしく空をテーマにした今作を、ちゃんと観ていないのに敬遠するのはどうかと。今回の引退表明で緊急放映となり、日テレさん、粋なことやりよる、と思い鑑賞した次第。
で、実際に観てみたわけなんですが、凄いことに気が付きまして…。
これ、ちゃんと観てないレベルじゃなく、ほとんど観てなかったんですよΣ(゚д゚lll)
そして、これ、面白いじゃないですか!

 

 


観たい映画を観て、読みたい本を読んで、聴きたい音楽を聴く!-kurenai3
美少女、男まさり、寛大。
宮崎ヒロインの典型ですな。


CGを駆使した美麗映像でもない。むしろ粗いくらい。手作り感漂う、シンプルなアニメーション。今も昔も、宮崎アニメの特徴。
ストーリーは大きな勘違い。擬人化ならぬ擬豚化したパイロットが、カッコつけてるミスマッチがウケているのかと勝手に妄想。
豚になったのにはわけがあった。「千と千尋の神隠し」のパパママほど深淵なわけではない。「魔法」という半ば力技ではあるが、ちゃんとわけがあったこと。「美女と野獣」か。こんなことも初めて知ったという愚か者。
そして空に生きる悪党ども。主人公のポルコからして悪党である。で、あまたいる空賊ども。こいつらが小気味いい。実にドーラ一家だ。
空に生きる男たちの誇り、名誉、自由。「風の谷のナウシカ」や「天空の城ラピュタ」から「風立ちぬ」に至る宮崎作品を通して観て、宮崎監督の想いが繋がる。この作品を今まで落としていたのは不覚。これで完全に繋がった。

 

 

食わず嫌いのhiroにこの作品の良さを伝えようとしてくれた方々。ありがとう。

 

聞く耳もたずに観なかったhiroの対応。大変申し訳ありませんでした。

 

 

 

 

hiroでした。

 

 

久々のブログアップ。