25本目(5月15日鑑賞)
監督・製作総指揮:ルーベン・フライシャー
脚本:ウィル・ビール
原作・製作総指揮:ポール・リバーマン
撮影:ディオン・ビーブ
美術:メイハ―・アーマッド
編集:アラン・ボームガーテン/ジェイムズ・ハーバート
衣装:メアリー・ゾフレス
音楽:スティーブ・ジャブロンスキー
出演:ジョシュ・ブローリン/ライアン・ゴズリング/ショーン・ペン/エマ・ストーン/ジョヴァンニ・リビシ/マイケル・ペーニャ/ロバート・パトリック/アンソニー・マッキー/ミレイユ・イーノス/ニック・ノルティ
1949年のロサンゼルスを牛耳っていたのはギャングのボスであるミッキー・コーエン(ショーン・ペン)。司法、警察や政治家さえも汚職にまみれ、街はコーエン帝国と化していた。
誰もコーエンの横暴に手を出せない中、コーエンの息のかかった施設であってもひるむことなく正義を貫くロサンゼルス市警の巡査ジョン・オマラ(ジョシュ・ブローリン)。ジョンに目を付けた市警本部長のパーカー(ニック・ノルティ)は、彼を中心とした秘密組織を結成し、コーエンに対して「戦争」をしかけた。
ミッキー・コーエンは実在の人物。
実在のギャング・コーエンとロサンゼルス市警の戦いをモチーフにしたフィクション。
ストーリーはいたって簡単。カポネに置き換えれば、ほぼまるまんま「アンタッチャブル」。
仲間割れとか裏切りとかややこしい話も一切なしの「勧善懲悪」。
おまけにコーエンの美貌の情婦と優男チームメイトのLOVEもあり。
広い範囲のお客様にお喜びいただける作品となっております。
チームのブレインは奥様?
正義感が強く、世渡り下手なジョンの行動に、当初、無茶するなと主張していた妻コニー(ミレイユ・イーノス)。言っても聞かないとわかると作戦変更。夫を守ってくれる仲間たちのセレクトに取り掛かる。この切り替えは絶妙。男くさい空気に包まれた本作を柔らかくしてくれる演出。コーエンはきっと家族も狙うぞ…と思っていたら…言わないよ(笑)
チーム・オマラ!
そのコニーが選んだ(ナビダを除く)チームをざっとご紹介。
リーダーのジョンはおいといて…。
●ジェリー・ウーターズ(ライアン・ゴズリング)=ジョンの悪友であり、よき理解者。最初は参加を拒んでいたが、目をかけていた少年がコーエンらの抗争に巻き込まれたことで逆ギレ。コーエンの情婦グレイス(エマ・ストーン)と恋に落ちる。
●コンウェル・キーラー(ジョヴァンニ・リビシ)=盗聴担当。メンバーの中で結婚しているのはジョンとコンウェルだけ。家族想いなことから誘いを断られると思いきや、「悪党をやっつけたと息子に自慢したい」と参加を決意。
●マックス・ケナード(ロバート・パトリック)=かつての凄腕ガンマン。老いてなおメンバーの中では抜きん出た銃の腕前。ナビダの師匠。
●ナビダ・ラミレス(マイケル・ペーニャ)=メキシコ人でマックスのことを父のように慕う。当初メンバー・リストには入っていなかったが自主的に参加。
●コールマン・ハリス(アンソニー・マッキー)=「この地区で法を守る警官は俺一人」と公言する制服警官。
注目はジェリーとグレイスの恋の行方。たいていは破滅に向かっていくのが常だけど、この二人、どうでしょう。
ライアン君が女性ファンを魅了してるみたいだけど、それならばhiroはエマ。「ヘルプ~心がつなぐストーリー~ 」「アメイジング・スパイダーマン 」と立て続けに推してきましたもの。今回もお美しいこと♡
あと、アンソニー・マッキーもよく見かけるね。「アジャストメント」のエージェント役、「崖っぷちの男 」の同僚役。活躍の場を着実に広げています。
hiroはエマしか見とりませんでした!
勧善懲悪、痛快無比。
ですが、そこはギャング映画。銃撃戦は派手だし、情け容赦ありません。目には目を、です。
なのでそういうのが苦手なら避けた方がいいかも。
どこかの星のいつかの時代の出来事、と割り切れる人はOKです。
ただ、あからさまに中東や北を敵キャラに据える最近の流行とは違うよね。
hiroでした。
「アンタッチャブル」と比較して機嫌悪くしないでくださいね。あれは名作。
ブライアン・デパルマの作り出す映像はスタイリッシュで、hiroも大好きな作品です。
「じゃあどっちが上?」という話はなしで、お願いします。
比べるのはいいけど、上下をつけるのはあまり好きじゃないんで。
ご了承くださいね。