葛城事件(PG-12) | 新・伝説のhiropoo映画日記

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映画が好きだ。ドラマも好きだ。
そして、イケてる面はもっと好きだ。

そんな好きなものが詰まった日記、読んでみるかい。

                                                                  

2016・邦画     ★★☆☆☆(2.3)

                  

監督:赤堀雅秋

出演:三浦友和  南果歩  新井博文  若葉竜也  田中麗奈

                          

                                    

劇団THE SHAMPOO HATの旗揚げメンバーで劇作家にして、『その夜の侍』で監督も

務めた赤堀雅秋がメガホンを取ったヒューマンドラマ。

                                           

次男が無差別殺人を起こして死刑囚となってしまったことで運命が狂い出した、

ある家族の行く末を見つめる。

 

三浦友和、南果歩をはじめ、新井浩文、若葉竜也らが出演。

家族、死刑、贖罪などさまざまなテーマをはらんだ物語に圧倒される。

(シネマトゥデイより抜粋)

                          

                                

                                     

ブタ

事件繋がりで、本作を書くことに。 上映館は多くないので良いかも。てか、興味ないかも。

                                

                                    

親から引き継いだ金物屋を営む葛城清。

                               

美しい妻・伸子と2人の息子に恵まれ、東京の郊外に念願のマイホームを建てることもでき、

思い描いてきた理想の家庭が完成したかに思われた。

                               

しかし清の理想への執着が、いつしか家族を抑圧的に支配してしまっていた。

 

従順に育ってきた自慢の長男・保は会社からリストラされたことを誰にも言い出せず、

デキの悪い次男・稔はバイトも長続きせず、“一発逆転”を夢みている。

                                           

そして清に一方的に言われるがままで、耐え忍ぶことしかできなかった伸子は、

ついに不満が爆発、稔を連れて家出してしまうが…。

                                         

                                    

何処でどう間違ったのか? 清は心の中では自問自答しているのであろうけれど。

                         

ネットでは、「付属池田小」事件を描いた作品と言われているようだけれど、少々違う。

「付属池田小」事件を匂わす又は、ベースに「土浦連続殺傷事件」等を織り込んだストーリー。

                            

                                   

兎に角、三浦友和氏が凄い父親を演じている。

新築の家を建てた頃の葛城家は、何処にでもある様な一家だった。

                            

しかし、その若い時代でさえ、父親の威圧的な人柄は存在しているように思われた。

                         

美しい母親は父親の威圧に飲み込まれて、精神を病んで病院に入院。

頼りになる自慢の長男は、リストラにあい妻にも言えずに自殺してしまう。

                          

その遺影を見ながら稔は、デカい事をやってやると遂には、連続殺傷事件を起こす。

早く死刑になりたいとの望み通り、死刑を執行される。

                                  

獄中結婚した、全くの他人の星野順子だけが「家族になりたい」と稔と父親、母親に

面会に来るが、彼女の気持ちも誰にも伝わらない。

                                      

                               

実際に「付属池田小」事件の犯人は獄中結婚して、相手の人には優しい言葉を掛けるように

なったらしいが、本作では彼女はタダの空回りの変な女としか描かれていない。

                             

自分の誠意ある愛情で、稔の心を解きほぐし、「詫びて欲しい」と言うのが彼女の思い。

どこからそんな自信満々な思いあがった気持ちが湧いてくるのか、そう思うと変な人ばかり。

                             

↑この中華屋さんのシーンで父親の横柄さが本当に良く出ていた。

(長男の横には嫁が座っている)

                                 

でも、だからと言って、そのせいで稔の様な人格が生まれたのか?と言うと、そうではないと

思うし、もっともっと大変な人生を歩んだ人間も一杯いるはず。

                       

                            

父親の目線で描くには、獄中結婚した順子が物凄く異様に思えるのだが。

必要以上は深入りできない、民生委員とかカウンセラーの方が良かったかもなぁ~。

                               

思ったほど、問題作品では無い気がしますが。

 

稔役の若葉竜也氏は、「っえ?ムロツヨシ?」それにしては若いなと思うほど、気味の悪い

役どころを演じておりました。 

                       

                          

                               

 

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