2008・邦画 ★☆☆☆☆(1.3)
監督:ジョー・マ
出演:水野美紀 ディラン・クォ サム・リー ブルース・リャン エム・ウォン 石橋凌 夏目ナナ
結婚を間近に控えた松島ナミ(水野)は、恋人のケンイチ(クォ)と幸せな時間を過ごしていた。
そんな幸せの絶頂が、一変する…。
ケンイチが留守中に、家に押し入ってきた怪しげな男女に襲われるナミ。
ケンイチの父・ナカイ教授を狙うその連中は、ケンイチの命と引き換えに、ナミにナカイ教授とケンイチの妹を
ケンイチの目の前で殺させるのだった…。
ナミは婚約者の父親殺しの罪を着せられて女子刑務所に収監される。
そこで待っていたのは、女囚人達のボス格であるエリカ(夏目)による暴力の洗礼と、刑務所を支配する所長の
好色な目だった。
面会に来た、事実を知らないケンイチから憎悪の言葉を浴びせられ、生きる希望を失ったナミ。
しかしナミは、暴力が支配する刑務所の中で、たくましく生き抜いていく…。
生き延びる為に他の女囚達と闘い、ついにエリカを殺したナミは、所員による体罰を受け、瀕死のまま森に
打ち捨てられる。
もはやこれまでかと思われたナミを助けたのは、「死体収集人」と呼ばれる謎の老人だった。
自分の運命を変えた者達への復讐を誓うナミは、老人のもとで過酷な鍛錬を積む。
やがて戦い方をマスターしたナミは、日本刀を手に街へと舞い戻る…。
街へ戻ったナミは、大学の医学部の同級生・サヨが事件の黒幕であることを察する。
そして復讐を開始する中でナミは、一切の記憶を失ってジョンオー(石橋)のバーで働くケンイチと再会するのだが。
《***》
毎月2枚ずつ、マイ・ヤンガーシスターから頂く、有る劇場の「タダ券」。
今月は、月初めに「アウト・オブ・ウォー2」を見て、残りの1枚で本作を見て来た。
実は「ナイト・ミュージアム2」も上映していて、物凄く迷ったのだが「さそりシリーズ」が好きだった私は
「やっぱ、こっちを見るでしょ~!」と本作をチョイスしたのだが…。
ちなみに、このビルには3つの劇場が有り、そのタダ券でどの劇場の作品も見れる。
来月見る2本は、既に決まっていて、ちょっと楽しみなのよん。
<この2作品を見ようと思っております あまり上映してくれない作品を掛けてくれるので大好きです!>
さて、篠原とおるのコミックを梶芽衣子の主演で映画化した『女囚さそり』シリーズ。(好きです)
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この作品は、タラちゃんの「キル・ビル」やパク・チャヌク監督の「親切なクムジャさん」に多大な影響を与える等、 - 日本が世界に誇る傑作であるが、この作品を「異色」リメイクした作品が、本作であるというのだが…。
- ハッキリ言って、途中刑務所にぶち込まれるエピソードだけが、多少「シリーズ」らしき感じも出しているが
- もう、全くの別物と考える方が無難。
- 邦画作品と言う事なのだが、日本・香港作品と言う方が良いだろう。
- 『雨音にきみを想う』等のジョー・マ監督がメガフォンを取る。
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本作の映画制作では、マ監督をはじめ、香港のスタッフとキャストを起用し、そこに日本のキャストが参加するという - スタイルを取っている。
- しかも、香港側の殆どが「主役級」のキャスト達で、この作品に惜しげも無く出演している事に驚いた。
- 香港映画好きには、本当にお馴染みの面々ばかりなのである。
- <ケンイチ>ディラン・クォ <刑務所長>ラム・シュー <ソウロウ>サム・リー
- <赤城>ブルース・リャン <死体収拾人>サイモン・ヤム
- そして、日本からは主役のナミ役の水野美紀。
- バーのマスター 石橋凌。
- 女子刑務所ボス役・エリカ 夏目ナナ。
- 水野美紀は「ハード・リベンジ、ミリー」でも、アクションシーンを披露しているが、本作では伝説の香港カンフースターの
- ブルース・リャンとの戦いの場面も用意されている。
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- 本作を見る前に、水野美紀のアクション作品に目を通したのだが…。
- とてもつまらないストーリーだけれど、まぁまぁなアクションと言う事で、「ナイト・ミュージアム2」は止めたんだけどな。
- 邦画作品とされているが、撮影は実際には「何語」で撮影されたのだろうか?
- 全編通して、日本語に吹き替えされていた。(其処も、面白さが減った部分かも)
- 水野氏のみは、自分でアフレコしていると思われるが、夏目氏・石橋氏共に吹き替えされておりました
- 本作は、これ程までに主役級の役者を多用しながらも、恐ろしい程のどうしようもない脚本の為に
- 頑張っている風な、水野氏のアクションまでもを薄っぺらにしてしまっている。
- ストーリーにさえなっていないこの脚本で、良くもまぁ~撮ろうとGOサインが出たモノだが、もっと驚いた事に
アジアの才能が集結した異色の日本映画として完成した『さそり』は、世界7ヶ国以上での公開も決定 - (まったくもうー、世界に対して「袋っとじですね!」 其れを言うなら、赤っ恥じゃよ!)
- このさそりシリーズで、男子達のお楽しみの、エロシーンだけれど、期待はしない方がよろしいかと。
- チラシ等には、水野氏が新境地を切り開くシーンにも果敢に挑戦!此処まで…!みたいに書かれているが
- 水野氏は、何故かムショのミニワンピの囚人服にお着替えシーンや戦ったりするのだが、特別に「エロ」っぽくは
- ナッシング。
- 多少、夏目様との戦いのシーンで、シャワーを浴びて、夏目様の胸が透ける程度かな?「チョコットだし」
- そして、さそりシリーズの主題歌は勿論『女囚さそり』の象徴「怨み節」なのだが。
- 「キル・ビル」でも使用された、「梶芽衣子」の名曲ではなく、話題のシンガー・中村中が熱唱するのだが…。
- やっぱ、自分の中にあるイメージも有るのだろうけれど、梶芽衣子のハスキーで、投げやりな歌い方が
- この歌には、ぴったりだと思うのだが…。
- まぁ、製作費がどれ位なのかは分からないけれども、これだけのキャストとスタッフがあれば、後は脚本さえ
- ちゃんと出来ていれば、かなりの見れる作品にはなった筈なのになぁ~。
- 此処まで、どうしようもない作品を作るなんて…、勿体無い、勿体無い。
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