2008・米 ★★★☆☆(3.7)
監督:ラッセ・ハルストレム
出演:リチャード・ギア ジョーン・アレン サラ・ローマー ケイリー=ヒロユキ・タガワ ジェイソン・アレクサンダー
アメリカ郊外。
遠い日本からアメリカへと送られてきた秋田犬の子犬。
寒い冬の夜ベッドリッジ駅で、偶然迷い犬になった秋田犬の子犬をパーカー・ウィルソン教授(ギア)が拾い上げる。
受取人も見つからなかった事から、放っておけずに家へと連れ帰るパーカー。
妻のケイト(アレン)は、案の定大反対だが、保健所行きになるのがオチだと知り、取り敢えず「迷い犬」の
チラシを作り、連絡のあるまではパーカーが育てる事に…。
友人のケン(タガワ)に犬を見せると、日本の由緒正しい秋田犬だと言う事を教わり、首輪に付いていた
タグに刻まれていた漢字から「ハチ」と名づけられた。
子犬は、パーカーの溢れる様な愛情を受けてすくすくと成長していく。
パーカーの余りにも夢中な様子に、反対していたケイトもハチを家族の一員に認める。
そしていつしか、ハチは毎朝駅までパーカーを見送りに行き、夕方5時には駅でパーカーの帰りを待つ様になる。
そんな強い絆で結ばれたパーカーとハチの姿は、駅で働く人々の心も和ませていた。
誰もがその幸せな光景が、いつまでも続くものと思っていたのだが…。
《***》
この前、久々にピグをした時に火曜日に「HACHI」を見て、その時に「トランスポーター3」と「サマーウォーズ」の
座席指定券を買って見る予定と「ステイサム命」のこべにちゃんに話したのに、火曜日に急遽、男前とお買い物
デートする事になって、「HACHI」を見に行くどころか、座席も取れずにレディースデイの今日になった。
この前の「満席完売」の時は、TOHOシネマズの1000円デーだったし、その上お盆休みだったから…等と、
めっちゃ甘い考えで、「トランスポーター3」と「サマーウォーズ」を見ようと、急いで行ったのに…。
またしても…、「完売」でした 「トランスポーター3」はそんな事は無いのだが、「サマーウォーズ」は
次の上映は、夜の10時前しかないし…。
思わず、来週の「サマーウォーズ」は確実に座席指定を買っておこうと心に誓い、結局2時間後の「HACHI」だけを
なんとか見て来た
この手の作品は、絶対泣いてしまうのが分かっているから、何かの作品の前に見て、すぐに続けて次の作品を
見ると上手く行くのだが、これ1本だけを見て、しかも予定時間もズレた為にその後すぐに電車に乗って
帰宅しないといけない…。 案の定、「泣き腫らした」ブッサイクな顔で帰りましたけど 何か?
日本人なら皆様が知っている「ハチ公物語」を、製作にも名を連ねるリチャード・ギア主演で映画化。
監督は、リチャード・ギアに担ぎ出されたらしい「マイライフ・アズ・ア・ドッグ」「サイダーハウス・ルール」の
名匠ラッセ・ハルストレム。
- ハチ公物語
- 夢を壊すようで悪いのだが、実は「ハチ公」は駅前の一杯飲み屋の客から貰う餌目当てに、駅に行っていたとか。
- 実際に、ハチが亡くなった後に胃から焼き鳥の櫛が何本も胃に刺さっていたそうだ。
- (あくまでも、そう言う説も有ると言う事で、真意の程はハチに聞かないと分からない)
- そんな、身も蓋も無い様な説は置いておいて、その「忠犬ハチ公」のハリウッドリメイク版である。
- (元々、余り見る気は無かったけれど、偶然にも字幕版しか上映していなかった事も有って見た)
- 久々に、リチャード・ギア様は良い感じで御座いました。
- (私は、どうしてもあのインドの「ベロンベロン酔っ払い事件」が忘れられない)
- 少し前に「徹子の部屋」に出演して、この作品の話をしているギア様を見たのだが、その時も話していたのだが
- ハチ役の秋田犬は、3匹使用したと言う事。
- 子犬の時も可愛いが、駅に見送り・お迎えに行くハチも可愛かった。
- 3頭目の老犬となった「ハチ」をやった、ヨボヨボ振りの演技は主犬男優賞もの。(メイクもされているがクリソツ)
- その「徹子の部屋」でも話していたが、「役所広司」にこの作品に出て欲しいとオファーしたが、仕事で無理だったと
- きっと、役所が出演していたら「ケン」役だったんだろうなぁ~。
- 結局、「ケン」を演じた日本人の友人役はケイリー=ヒロユキ・タガワ氏だったのだが、タガワ氏は日本語が
- 話せないのかしら?
- タガワ氏の日本語の台詞のみ「吹き替え」になっていました。
- う~~ん、此処が「役所氏」がやっていたら、もっと良かったかもなぁ~。
- ハリウッドリメイク版ではあるけれども、そんなにオリジナルと違和感のある様な作りでは無く、無理に
- 感動させる様なオーバーな演出も無く、その辺が凄く良かったなぁ~。
- でも、本作の方が良かった点は、ハチの目線の映像を取り入れた所だろう。
- ハチの目線に切り替わった時には「モノクロ」映像になる。
- 特に其れが活かされていたのは、「ハチ」を飼うのに反対していたケイトと庭でいる時に、ハチの目線がくるりと
- 回転する。
- ケイトから見ると、仰向けになったハチがケイトを見詰めている映像になる。
- そのシーンで、ハチが堪らなく愛おしく感じる。 ケイトも思わず、ハチにおやつを振舞ってしまうほど…。
- そのシーンは、本当に上手いなぁ~と感心した。
- 是が非でもスクリーンではと言う作品ではないが、日本人が好きな演出がされているので、其れなりに好感が
- 持てる作品に仕上がっているので、ご家族でご覧になるのも良いのでは?
- 予告を見た段で、「ギア氏」が「ハチ~~!」と呼ぶのがどうも嫌な感じに思えたのだが、日本から来た犬で
- 首輪に「八」の文字が付いていたと言う、所から「ハチ~~!」と呼ぶので、本編の方では違和感は無かった。
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