- ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
- 50回目のファースト・キス コレクターズ・エディション
2004・米 ★★★★☆(4.6)
監督:ピーター・シーガル
出演:ドリュー・バリモア アダム・サンドラー ロブ・シュナイダー ショーン・アスティン
ハワイ在住の水族館の獣医・ヘンリー(サンドラー)は、観光客と数日間のホットな関係を過ごしては、帰国と共に別れを切り出すという、プレーボーイ振りを全開させ毎日を楽しく過ごしていた。
ある日、地元のカフェでルーシー(バリモア)に一目惚れしてしまう。
上手く声を掛けて、一緒の席で朝食を取ったヘンリーは、明日の朝もこのカフェでの朝食を約束する。
観光客との後腐れの無い関係は楽で良かったが、ルーシーのあの笑顔は、何よりも代え難いと思えた。
翌日、意気揚々とカフェに行くとルーシーもやって来た。
しかし、全くの無視。 それよりも、話しかけるヘンリーを変態呼ばわりし、コックに助けを求める。
「???」全く分からないヘンリー。 カフェのママが教えてくれた。
ルーシーは、1年前に交通事故の後遺症で、夜に眠ると前日の事は何もかも忘れてしまう、短期記憶障害だと。
ルーシーには、事故前日までの記憶しか無く、事故後は同じ日を毎日の様に繰り返して過ごしていると言う。
ルーシーの父と兄は、毎日同じ日々をルーシーの為に、1年間繰り返してきていた。
事故の日は、父親の誕生日。 父の為にバースデイケーキを食べ、「シックスセンス」のビデオを見る。
ルーシーが眠った後は、ルーシーが同じ服が着れる様に洗濯に納屋の壁にルーシーが絵が書ける様に白くペンキで塗る作業。
カフェでの出会いを禁じられたヘンリーは、毎日道で待ち伏せては、ルーシーの気を惹く作戦を実行していた。
しかし、ある日父と兄に家に来いと強制的に呼ばれる。
待ち伏せ作戦が上手く言った時は、納屋で絵を描きながらルーシーは、お気に入りの歌を歌う事を知らされる。
娘の気持ちに気付いた父親は、ヘンリーとの交際は認めるが、何せ起きたとたんに真っ白なルーシーなのだから、ヘンリーの説明を先ずしなければならない。
色々考えたヘンリーは、事故の事やルーシーの病気の事やヘンリーと付き合っているといるビデオテープを手渡す。
それを毎朝、見てから又新たにヘンリーを好きになる。
ルーシーは、キスの後必ずこう言う「ファーストキスって、素敵ね」
ルーシーにとっては、毎日がファーストキスなのだ。 先に進めないヘンリーは、ちょっと残念そう。
ヘンリーは、獣医としてアザラシの生態を観測しにアラスカに行くのが夢であった。
その為に船も用意していたが、ルーシーの事が心配で、夢は諦めようと思っていた。
それを知ったルーシーは、ヘンリーに別れを切り出す。
そして、ヘンリーの作ってくれた大事なビデオテープもヘンリーの事を綴った日記も捨ててしまった。
ルーシーの日記には、ヘンリーの事は一切出てこない。
記憶にも残らない。 水族館で出合っても、やっぱりヘンリーの事は無視である。
旅立つ事を決めるヘンリー。
見送りに来てくれた父親がくれたプレゼントは、ルーシーが歌っていたCDであった。
CDを聞きながら、船を操縦するヘンリー。
何故、ルーシーの父親はCDをプレゼントしてくれたのであろうか?
道でヘンリーと出会えた時だけ歌うルーシーの楽しそうな様子を思い出すヘンリー。
2人の恋の行方は?
【恋人たちの予感】
- 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- 恋人たちの予感 特別編
1989・米 ★★☆☆☆(2.6)
監督:ロブ・ライナー 出演:ビリー・クリスタル メグ・ライアン キャリー・フィッシャー
初対面で最悪の印象を持ったハリー(クリスタル)とサリー(ライアン)。
シカゴから同乗して、車でニューヨークまで行くことになるが口論ばかり。
5年後、偶然空港で再会する2人だが飛行機でも隣同士の席となり、やはり口論になる。
しかし、もうすぐ結婚を控えているハリーは、サリーにとって5年前とは違う印象を受ける。
更に5年後、離婚し憔悴の心を抱えているハリーとサリーは再会。
友人として付き合う関係になる。
2人が会えば、互いの恋人の相談ばかり、その上互いの恋人同士が意気投合して付き合いだす。
自分の気持ちを正直に話せる男性はハリーしかいないと気付くサリー。
そんな気持ちを優しく気長に受け止めてやるハリー。
何時しか、2人は友情以上の気持ちが芽生えている事に気付くのだが…。
《***》
前々から、多くの方から見なさいと言われていた「恋人たちの予感」
やっぱり、私は好きにはなれない作品でした。
サリーの我が儘振りに振り回されても、友達とした目でサリーを見るハリーが気の毒で。
君なら、もっと良い女性がきっといるよ!ッて言ってあげたい。
割れ鍋に綴じ蓋って言う関係のラヴコメなんだろうけど、それでも尚サリーの事が愛おしく思える要素が私には見えない。
ハリーは、良い人だ。 こんな人を旦那に持つときっといいだろうなぁ~、いやぁ~良い人だと察しは付くが
それ以上は、どうも退屈なお話だと思ってしまう。
これ以上の事は、言うまい。 私にラヴコメは、やっぱり会わないのよ!と思ったんだけど…。
「50回目のファーストキス」
今年のラヴコメ、いや今まで見たラヴコメの中でも、最高かもしれない作品だった。
場所の設定がハワイだという事も良かったなぁ~。
サンドラーのヘンリーも、おとぼけ振りもいいし、良い人と言うのが滲み出ているものね。
その上、良い人振りに拍車掛ける動物達との関係や動物達の動き。
ペンギンも可愛かったけれど、セイウチも何ともユーモラスで頭の良さも感じる。
バリモアのキュートな笑顔は、最高だし。
ちょっと太めな所も、場所柄良くあってる感じ。
どうしても、難癖付けるのなら、出演者全てが良い人なのはどうでしょう。
だから、ハワイにしたのよ!ッて言われるかもしれないけれど…。
それぐらいなんだけど。
なんせ、楽しすぎるけど・キュンと切ない。
特に自分の運転で、ルーシーをこんな目にあわせてしまった父親の切ない気持ちは、泣かせるなぁ~。
脇役もバッチリで、良かったなぁ~。 (動物込みで!)
音楽も良いよ~。
メイキングも未公開もNG集も特典映像も全て見てしまうほどの気に入り様です。
全く、頭から見ない訳では無いけれど、ラヴコメ嫌いな私が大推薦のこの作品。
老いも若きも、見なはい!見はい! もっと、ヒットしても良かったのにね。
DVD買っちゃうかも! 私のDVDの棚には無かったジャンルの作品が仲間入りかも? ♪ふふん~。