あのトンチで有名な一休禅師が、亡くなる前に弟子達に三巻の遺言を残したそうです。

もしお寺でどうにもならないほど、困ったことがあったら、この三巻の遺言を開けなさい、と。

一休さんが亡くなって何年かして、お寺にほんとうに困ったことが起こり、その遺言書を開けることにしました。

すると…

一巻目には  大丈夫

二巻目には  心配するな

三巻目には  何とかなる



困ったときに、一番ほっとする言葉は「大丈夫」です。

そして、安心する言葉は「心配するな」

希望が持てる言葉は「何とかなる」です。

中村天風師は
『一度だけの人生だ。

だから、今この時だけを考えろ。

過去は及ばず、未来は知れず。

死んでからのことは宗教にまかせろ。』
と言ったそうです。


過去はどうやっても変えられません。

そして、未来は誰もわからないのです。


すると残るのはこの今だけ。


ならば、この今を一所懸命生きるしかありません。

一所とは、今この場です。

そこに命を懸(か)けるのが一所懸命。


心ここにあらざる時に不安になるのです。


一心不乱に仕事をしたり、わき目も振らずに集中しているときは他のことを忘れています。


困ったことや、心配ごとの9割以上は実際には起きないと言われています。


考えたって仕方ありません。

「大丈夫、なんとかなるさ」の気持ちで、本日ただ今を生きましょう!