男帝 --Dandy-- 【その2】 | フーテンひぐらし

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永遠の放課後。文化祭前夜のテンションで生きたい。なかなか大人になれない。


さてとお待たせしました。
12/7の広告サミットにおける加藤鷹レポです。


かなりカジュアル(ニット帽も着用)な出で立ちの鷹さんは、
とにかく何ていうか「悩みがない人」にみえましたよ。
そういうとアホっぽいがそういう意味ではなく、
眉間が晴れているといったらいいのかな。

とにかくプラスのオーラ、それもギンギンではなく穏やかな感じのオーラが出てました。



失礼な話、もっと「やりすぎ」感が出てる人なのかと思ったけど
(すんげー遊んでる男性で肌にそれが出てる人いるよね)、
そんなことはなく、むしろツルツルピカピカ☆


ナビゲーターの照井晶博氏(コピーライター)は、
「エロとAV裏話は禁じ手にする」と自分に課していたようですが、
結局そっちの方向に持っていきたそうな感じも多々見え。
むしろ鷹さんがフラットな話に変換してました。



というわけで、あたしが怒涛のメモを取った加藤鷹名言集をお送りします。
メモを元にした故、若干あたしの加筆はありますのでご了承あれ。


■技術が大事ではないんですよ。それを使える心を持ってないなら、
 どんなにすごい技術があっても意味がないんです。

■中身を充実させればできる仕事ですから。

■モノの大きさとか容姿とか、変えられないものを変えようとしても
 仕方ないです。それは気にしないこと。じゃあそんな自分に何ができるか、ですよ。

■最初は流されてみていいと思うんです。若いときは。
 いきなり乗った船の向きを変えようとしなくていい。
 それで、水の流れとか、水位とかが合ってから、
 その船から飛び出せばいいと思うんです。

■「男のプライド」をね、代々木監督にとことん崩されました。
 プライドだと思ってたのは、単なる「エゴ」だったんですよ。

ダメな人ほど、世の中や人のせいにするじゃないですか。

■深く考察することももちろん大切だとは思うんですけども、
 でもね、もっと自問自答ってカンタンでいいと思うんですよ。
 みんな掘り下げすぎる。“楽しいか楽しくないか”“やめたいかやめたくないか”
 そんな直感で物事を決めてもいいと思うんですよ。
 悩みを相談してくる人は必ず“やめたいんですけど、でもね…”って
 言うんです。“でもね”はいらないんですよ。

■フリーターの若い人なんかはよく「やりたいことがない」って言うんですよ。
 でも、やりたいことがなければ「いま自分ができること」をすればいいと
 思うんです。
そういう考え方をすれば、仕事の選択の幅が広がるのになあと思います。

■自分の姿勢を変えて、つまり自分のチューニングを変えれば、
 入ってくる情報量も変わってきますよ。

■モットーは「努力しない」ことですかね。
 パワーINだけではだめなんですよ。
 「力を入れない」ことで成せることもあるんです。
 だって例えば女性が努力すれば「イケる」わけではないでしょ?
 力を抜いて自然体でいることでしかできないこともあるんです。

■日本人の男性って、全体的に女性に対する尊敬の念が足りないよね。

■姿勢の違いかな。「見る」ではなく「観る」、「聞く」ではなく「聴く」。

■最後に残るのは、言葉ですよ。

■コミュニケーションは、口と舌と目をちゃんと使わないと。

■「心技体」っていうのは別々のものの集合ではなくて、
 ひとつの言葉なんです。なぜなら入れ替えた言葉がないから。
 セックスでも、これは切り離せないんですよ。
 心がない人が技持っててもダメ。
 僕の割合としては「心技体」がそれぞれ「8:1:1」ですね。ホント。


どーです。
思わず翌日アマゾンで加藤鷹の著書を2冊購入ですよあたしは。

特に、ちょうど考えていた「やりたいことの前に自分ができること、得意なことを」

という考え方とドンピシャなことを言っていたのには驚きで、会場でひとりで頷いちまいました。

なんかそういうときにそういう人に会えるもんなんだねえ。



いちばん印象的だったのは、ナビゲーターの照井氏が、

「鷹さんくらいの域になると、

 巨人の川上氏がかつて“ボールが止まって見える”と言ったように、
 僕らと同じものを見ていても見えている景色が違うんでしょうねえ…」

と言ったとき、鷹さんがフッと笑って、

「うーん、というより(みんなに)見えてないものを見てるかもね」

と言ったこと。


照井氏が「常人には見えない景色が(天才ゆえに)見えるのでは」と問うたのに対し、
鷹さんは「常人が見過ごすところをきちんと見ているだけ」と答えたのです。

これがまさに、彼に羨望を抱く男子と彼との違いなのかもしれません。
誰でも鷹さんくらい女の子を喜ばせる男にはなれるんですよ。
その違いは「よく見て理解しようとしているかどうか」の違いだけなんです。
そんなふうに女子であるあたしは思うのです。


さいごに、加藤鷹に引っかかってここまで読んで頂いたみなさんに、
唯一「下ネタ」的なお話を聞いたので、それをご紹介して終わります。


よく「鼻の大きい男はアソコも大きい」とかいうけど、
そんな俗説は嘘だと鷹さんは言ってました。
彼の経験値(男性は知りませんが女性は6,000人だそうで)によると、


男……足の親指
女……耳


が、その人の大事なところをわりとよく現しているそうですよん。