プチ信の部屋 -386- 10/11/21
今回は「就職氷河期に学生達は」
先日の新聞に
大学生の就職内定率が「就職氷河期」といわれた2003年を下回ったと書いてあった。
これは調査を開始した1996年以降の最低を更新したということだ。
今、僕は就職支援の仕事をしている。
うちはありがたい事にほとんどの学生がすでに内定を確保している。
ただ…今年は苦戦を強いられた学生は多く…例年になく不採用連絡をたくさんもらった。
就職活動の長期化が進み…全国をみれば1年以上の就職活動をしている学生も多い。
卒論のために研究等をしなければならない時期に就職活動をしている大学生。
つまり大学生は学生として…とても重要な時間を就職活動で奪われている事になる。
これでは大学が学生に対して専門教育を充分に出来るハズもない。
企業にとってもこの状況は好ましい事ではないのでは?と考える。
日本全国が疲弊している。
僕はたくさんの不合格を突きつけられた大学生の就職活動を通しての感想を聞いてきた。
ある大学生は「就職活動を通して何がわかりましたか?」との質問に
「私は社会に必要とされていない人間だということがわかりました」と答えたという。
こうして自信を喪失した学生が社会に出て輝きを取り戻す事が出来るのだろうか?
この不景気はきっと日本を心からダメにする。FIN.
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