プチ信の部屋 -239- 07/03/04
今回は「あれば…欲しくなる」
「ブラックジャックによろしく」という漫画を読んだ事がある。
医療現場の臨場感が伝わってくる内容で社会に問題を投げかける作品になっている。
先日スキーツアーに一緒にいった仲間の中に「看護士さん」がいた。
彼女からいろんな話を聞き…僕も命(医療)について考えてしまった。
僕の友達は「友人は臓器提供者がいなかったために亡くなった」と言っていた。
彼は今「ドナーカード」を携帯し、すべての臓器の「提供してもいい」に○をつけている。
例えば…あなたは「延命措置」を断れるか?
…僕は妻に言う「もし僕の意識が戻らないなら「延命措置」はしないでくれ!」と。
でも、それが「妻」「親」「子ども」だったら…。
あなたはどうする?
例えば…子どもが欲しいのにどうしても出来ない…人工授精をする事…。
100年前なら考えられなかった事。
それが今は年間約1万人の新生児が人工授精で生まれていると聞く。
医療には考えさせられる事項がたくさんある。
もしかしたら…「命」に関わる「医療」は進歩しない方がいいのかもしれない。
きっと、あれば…欲しくなる。
クローン人間をつくり意識を無くしたまま成長させ20歳の時に冷凍保存。
本人の各臓器が弱ってきたら、クローン臓器から移植。
さらに進歩すれば…脳の記憶をメディアに保存…新しい体の「空脳」に記憶をインストール。
医療がすすめば…こんな事が出来るのかもしれない。
きっと、あれば…欲しくなる。
「天命に従い…与えられた年月をどのように生きるのか」という人間のあるべき姿が
医療の進歩によって変化してきている。FIN.