プチ信の部屋 -185- 05/12/04
今回は「自分の正義を疑ってかかること」
僕は常々「常識というのは時代に流され変化するモノである」と思っている。
だから、おじさんが「若かった頃は…」という「思い出話」を語るのはいいが
それに続いて「今の若者は…」「今の時代は…」と「今」を憂いていると
「わかってないな~」と思ってしまう。
その僕の基本を頭に置いてこの文章を読んでもらいたい。
先日TVでこんな事を言っている人がいた。
「太平洋戦争が起きたのはどうしてなのか?
その時の若者は自分の「正義」を信じて戦争に行ったんだ。
あの時代、あの戦争は「正義」だったんだ。
その部分をもっと世間に教えて欲しい!」と。
「その通り!」と僕は感心した。
「今の若者は…」「戦争なんてよくないに決まってるじゃん!」なんてきっと言うだろう。
そんな事はあの頃の若者だって分かっていたサ。
でも、そこにはそれを上回る「正義」が存在したんだ。
「今の若者が」「戦争はよくない」なんて言っているより
もっと深いところで彼らは命を捨てたんだ。
「テロリスト達に屈しない!」なんてどっかの大統領が言って
日本国民も「テロはひどい」って言っているケド
そこには彼らなりの「正義」があるんだ。
無差別に人を殺す事を問題ないなんて思っている人は
世界中どこを探してもいるハズがない。
しかし、その常識は時代状況で覆ってしまう事があるんだ。
みんなが何も考えずに「戦争はよくない」「平和が一番」なんて叫んでいたら
いつの日かみんなが「戦争しよう!!」と変化してしまう事があるんだ。
今、僕だって世界中から「戦争」がなくなればいいと思っている。
そこで大切になるのは自分が信じているその「正義」を疑ってかかる事。
当たり前の事を「本当にそれは正しいのか?」と自分自身に問いただす事が大切なんだと思う。
だからこそ「戦争はよくない」という正しい常識を持っている日本国民に
「「太平洋戦争」は正しい戦争だったんだ」という情報をもっと教えて欲しいと思う。FIN