デブはさらに肩身が狭くなります。 | 女子リベ  安原宏美--編集者のブログ

デブはさらに肩身が狭くなります。

お正月の黒豆を煮ながら、ブログを更新しております。だいたい500gの黒豆に砂糖を150gくらい使います。ちょっと塩をしょうゆをいれると甘さがひきたちます。
 今年は「食の偽装」が煽られてましたが、私のまわりの女子たちも「家で作ったほうがいいのかなあ」「まあ、ヘルシーだしね」という声をよく聞きます。
 学校では「食育」。会社でも「食事指導」。
 派遣会社各社は「メタボ指導」を商機とにらんでいます。
 どうも国のほうも「デブは面倒見ませんよ」という方向に行きそうですね。男性の2人に1人がデブって、やっぱりおかしくない?

http://www.business-i.jp/news/sou-page/news/200712280025a.nwc

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脱メタボ、求む!栄養士…企業に来春義務化、派遣に商機

 年末年始の飲み過ぎ食べ過ぎによる「メタボ」(メタボリックシンドローム=内臓脂肪症候群)が気になる季節。特に来年4月から職場などでメタボの予防改善を目的とした「特定健診・特定保健指導」が始まるだけに用心が必要だ。健診が義務づけられる企業の健康保険組合や市町村では、メタボの改善指導を行う「管理栄養士」の需要が増大。人材サービス会社が相次いで人材確保の強化に乗り出しており、“栄養士争奪戦”の様相を呈している。(佐藤哲夫)

 対象者は40歳から74歳までの約5600万人。診断でメタボと“認定”されると、食事改善などの保健指導を受けることになる。

 指導を行えるのは、医師や保健師、管理栄養士という国家資格保有者に限られている。指導では面接などを通じて対象者の行動計画を策定し、適切な生活習慣の改善を一定期間継続して促す。

 メタボ健診に加え、「食品に対する消費者の意識が高まっている」(パソナ広報室)ことを背景に、食品や栄養のプロである管理栄養士の活躍の場がますます広がり、人材への需要が一段と高まるのは確実といえそうだ。
                   

 厚生労働省が今年まとめた2005年の国民健康・栄養調査によると、メタボの該当者と予備軍は、40~74歳の男性の2人に1人、女性の5人に1人に上るとしている。

 腹囲が基準値を超え、さらに血糖、脂質、血圧のうち2項目で基準値を上回ると、最高ランクに分類され、保健指導で3カ月以上にわたり継続的に面接などを受ける必要がある。
 2番目のランクでは、個別面接などを通じ生活習慣見直しの実践的指導が行われ、最低ランクの場合は、健診結果と併せて書面などによる情報提供で済む。

 実施の徹底を図るため、健診の受診率や保健指導の実施率、生活習慣病患者の削減などの数値に基づき、健康保険組合に対して、財政支援の恩恵を与えたり、ペナルティーを科す“アメとムチ”も導入された。

 一種の成果主義で、生活習慣病患者の削減などの成果が出れば、健保の負担は減り、患者が増えれば負担も増える。組合員が支払う保険料にも影響するため、各企業とも真剣にメタボ退治に取り組まざるを得ないとみられている。
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 「健康に成果主義」って怖くない?

 うーん、会社で生活指導ねー。改善しようもねー・・・残業しながら「プロ野球ニュースは会社で見るもんじゃなーい」と泣いていた同僚を思い出します。
 ほぼひとりでがんばってるように見える大櫛先生の本、ぜひ。


メタボの罠―「病人」にされる健康な人々 (角川SSC新書 2)/大櫛 陽一