小林美希さんのスクープ | 女子リベ  安原宏美--編集者のブログ

小林美希さんのスクープ

 ミキティ!わーすごいすごい!(→親戚のおばちゃん状態)。
http://blog.goo.ne.jp/shaoling-online/e/84c36072cbc559da1ae436e5ae8d1385

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「日給12万円 まかり通る」
 プロジェクトマネージャー12万円、コーディネーター9万円、キャリアカウンセラー7万5千円、事務スタッフ5万円―、事務スタッフ5万円―。
 いずれも「日給」である。

 15-34歳の若手を対象にカウンセリングやセミナーなどで就労支援をするジョブカフェ。急増する「フリーター」対策の目玉事業で、政府が03年6月に策定した「若者自立・挑戦プラン」に基づき、経産省と厚生労働省が連携。民間の力を活用して、若者の就労をきめ細かく支援するためにつくられた。その中で、千葉、岐阜、大阪の事業を再委託の形で請け負ったリクルート(本社・東京都)がスタッフの「日給」として計上していたのが冒頭の金額だ。(略)さらに取材をすすめると、この「日給」の一部しかスタッフに渡されていないことも判明したのだ。
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 続きはぜひAERA12月3日号本誌を!

ルポ正社員になりたい―娘・息子の悲惨な職場/小林 美希 」も必ず読みましょう。リ社か!でかいとこいくなー。がんばってくださいね。



  赤木智弘さんもSPAに4ページも!おーすごいすごい(→親戚のおばちゃん状態第2弾)。

放浪記/林 芙美子 」より
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 「まるで人間をゴミだと思ってやがる。」
 五時の時計が鳴っても仕事はドンドン運ばれて来るし、日給袋は中々廻りそうにもない。工場主の小さな子ども達を連れて、会計の細君が、四時頃自動車で街へ出掛けて行ったのを、一番小さいお光ちゃんが便所の窓から眺めていて、女工達に報告すると、芝居だろうと言ったり、正月の着物でも買いに行ったのだろうと言ったり、手を働かせながら、女工達の間にまちまちの議論が噴出した。
 朝から晩まで働いて、60銭の代償をもらってかえる。土釜を七輪に掛けて、机の上に茶碗と端を並べると、つくづく人生とはこんなものだったのかと思った。ごとごた文句を言っている人間の横ッ面をひっぱたいてやりたいと思う。御飯の煮える間にお母さんへの手紙の中に長いこと貯めていた桃色の五十銭札を五枚入れて封をする。
 たった今、何と何がなかったら楽しいだろうと空想してくると、五円の間代が馬鹿らしくなってきた。二畳で五円である。一日働いて米が二升きれて平均六十銭だ。また前のカフェーに逆もどりしようかしらとも思い、幾度も幾度も水をくぐって私と一緒に疲れきっている壁の銘仙の着物を見ているとまったく味けなくなって来る。
 あぶない不精者ゆえ、バクレツダンを持ったら、喜んでそこらへんへ投げつけるだろう。こんな女が一人うじうじ生きているよりも、いっそ早く、真っ二つになって死んでしまいたい。(略)
 北海道にはまだ何万町歩という荒地があると書いてある。ああそういう未開の地に私たちのユウトピアができたら愉快だろうと思う。鳩ぽっぽ鳩ぽっぽという歌ができるかもしれない。皆で仲良く飛んでこいという歌が流行るかもしれない。 
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 森光子が「でんぐり返り」を中止するそうである。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/entertainment/news/CK2007113002068484.html   
 欽ちゃんが100キロ走ってるのを観るかんじだもんなー。 そもそも彼女がやる演劇なのだろうか。「放浪記」は今でいうところのブログに書き散らした日記をまとめたものです。「向上心を忘れない強く生きる姿が・・・」とか紹介されているけど、金と食べ物の話とグチが生き生きと書いてある日記です。書評家の豊崎さんが「貧乏な林真理子のルンルン~」とか言ってかな、あたってると思います。
  「だけどもし雇ってもらって、30円の月給を貰えたら、私は血へどを吐くほど一生懸命働きたいのだけど・・・。もう、お天気の日を選んで夜店を出すのは厭になった。ほんとうに嫌なことだ。土ぼこりをいっぱい吸って目の前に立ち止まる人をそっと見上げ笑うしぐさにあきあきした。卑屈になってくる。私はまず何としてもロシアへ行きたいね。女の少ない国だったらどんなにいいだろう」
 ふみこちゃん今度はロシアか!