2007-08-24 20:02:13

“子どもたちが危ない”…数字的には「?」 

テーマ:ブログ

 前回のエントリー「続きを書く」といっておいて、ちょーっと忙しく、更新をさぼり中であります。楽しみにしてくださっている方がいるかどうか不明なのですが、・・すいません>< 


 毎日新聞に以下の記事が掲載されております。お知らせ!芹沢さんのコメントつきです。

http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/okayama/news/20070824ddlk33040594000c.html


クローズアップ岡山:“子どもたちが危ない”…数字的には「?」 /岡山

 

 ◇「人を見たら不審者と思え」の風潮 お互い疑心暗鬼に

 昨年9月、「県犯罪のない安全・安心まちづくり条例」が施行された。中でも重点課題は「子どもの安全」だ。各地で防犯パトロールが行われ、県警は不審者情報のメール配信を始めた。だが、子どもたちは本当に危険にさらされているのだろうか。【石戸諭】


 ◇信頼感育てることこそ

 「子どもたちが危ない」と言われる。条例制定に当たり提出された検討委員会の最終報告でも、冒頭に挙げられたのが「幼い子どもが犠牲になる凶悪事件の続発」だった。

 県によれば6月段階で、PTAなど516もの団体が通学路の見回りなどの自主パトロール活動を行っている。06年に県警に寄せられた不審者情報は965件で、05年の542件から大きく増えた。県警は情報をホームページで公開するだけでなく、8月からは携帯メールでも配信している。目撃情報や事案の概要、発生場所の地図も添え、1000人以上の県民が登録済みという。

 しかし、人口動態統計によると、0~9歳の子どもの死因で「他殺」は85年の212人に対し、05年は69人。約20年で3分の1に減った。県内でも85年の3人から0人に減少。不慮の溺(でき)死(5人)や窒息(7人)に比べても少なく、10代まで範囲を広げても他殺はない。子どもたちの安全環境は必ずしも悪くなったとは言えないようだ。

 実は数字と人々の治安悪化感情にはズレがあるという。前出の検討委員を務めた保育サポートNPO「あい・あい」の中島久美子理事長は「数字上の事件は減ったかもしれない。しかし、母親たちはテレビなどで報道される凶悪事件を、他人事ではないと受け取めてしまう。誰がパトロールをしているのかが分かっていないと、防犯活動すら信用できなくなっている」と話す。


 不安に不安が重なっていく状況なんですね。


 治安・犯罪問題に詳しい社会学者の芹沢一也氏は「治安悪化は根拠がない」と断言する。にもかかわらず、危険な行動をする子どもに注意しようとした大人が不審者扱いされたり、知的障害者施設が「不審者ではありません」と訴える小冊子を作成せざるを得なくなったケースもあるという。その結果、「近隣で気軽に声を掛け合う地域を目指しながら、まったく反対の効果を生み出している」と芹沢氏はいう。

 実際にはほとんど発生していない凶悪事件対策よりも、芹沢氏が指摘する「本当の安心とは、危険や困難に直面した際、自治体や地域で支えるという信頼感」を育てることが必要なのではないだろうか。


毎日新聞 2007年8月24日 


 石戸記者お疲れさまでございます!

 最近、「食の不安」のこと仕事で調べてますけど、なんか似てますねー。「体感治安悪化」に。

 なんかひとつ「偽装」がある→集中的に報道される→今まで気が付かずに食べてたのに、気になるようになる→苦情が増える。

 そうやってぐるぐるまわって、「日本の食はどうかなってるんじゃないか」となる。ほんとはよくなってるのにね。今まで気が付かなかったことが顕在化してるんだよね。もしや内部通報増えてるのは、バイトいじめてるからなんじゃないのって気もするし。

 ピーマンの残留農薬の2倍で全部廃棄とか、ほんとにもったいないですよ。私にちょうだい。好きなのに、ピーマン。

 そりゃ偽装はいかんと思いますよ。「倫理的」には。

 でも「安全かどうか」いったら、バリバリ食べられます。 「自然な食品が好き」って人は多いけど、なんでだろうね。食中毒は頻発するけど、添加物で死なないよ、いまどき。私は友人からもらった自然食品のピーマン切ったら、虫が中にいて、虫をパッスリ包丁で切ってしまい、それ以来怖くてぜったい買いませんが(笑) 

 暑い毎日ももうすぐ終わりますかね。

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コメント

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4 ■e-takeuchi さま

>唖然としてしまいました。
ほんとに。いちばんなってはいけない人がーー><。

>偽装がばれたら即倒産となるわけで、そんなリスクを冒してまで、偽装するメーカーは少ないと思います。あるとすれば、大手の納入先からのコストダウン要請に耐えかねてっていう場合でしょうか。
そうですね。あと、食品関係の仕事を私もしてますが、「基準値」とか「消費期限」に対する「安全」の考え方は違うんですよね。たとえば「卵なんてそうそう腐りませんからね」って現場レベルでは思ってると思います(実際かなりもつんですよね。卵わってドロドロになってる状態なんて、そうそう見たことあります?みたいな)。

>虫がいないほうがいいです。
あはは。ですよねー。農業関連に詳しい人に聞くと「土が一番危険なんですけどね(細菌が多いって意味です)、農家は外で洗い場もってるから盛大に洗えますが、天然をうたっている店で土つきの野菜買って、家で洗うんですよねー・・・・」っていいますね。「氷殺ジェット」も発売中止になりましたが、あれ「殺虫剤」がいやなんですよね。レンジまわりではまきたくないから、火のそばで使ったんですよね。過度な「天然信仰」って、ちょっとおかしいなって思います。人間の歴史のほとんどは自然と闘ってきて発展してきたのになあ・・と思います。

3 ■liberさま

こんばんわ。お返事が大変遅くなってすいません。
>がんばってください。
いやもう、私なんて、ほんとに大したことしてないですから(謙遜ではなく)。少年犯罪データベースさんとか、後藤さんとかすごいと思います。石戸さんのような若い記者の方にぜひぜひがんばってほしいです。
>2002年ころとはエライ違いです.
そうなんですけどねー。e-takeuchi さんがコメント書いてくださっているとおり、鳩山法相ですからね・・・・友人に「怒っていいところだ!」といわれました(苦笑)。

2 ■鳩山法務大臣

鳩山法務省の就任会見を見ていたら、日本の安全神話の崩壊だの、少年による凶悪犯罪の増加などと、いまだに言っているのに唖然としてしまいました。いったいどこが適材適所なんだか。

さて、食の安全ですが、不正をしているメーカーはそうないと思います。中小メーカーが圧倒的多数を占めるわけですが、偽装がばれたら即倒産となるわけで、そんなリスクを冒してまで、偽装するメーカーは少ないと思います。あるとすれば、大手の納入先からのコストダウン要請に耐えかねてっていう場合でしょうか。「白い恋人」みたいに一度やったのがくせになったなんてのもあるかもしれませんが、反面、「白い恋人」の保存性の高さを証明したともいえるわけで。ウソをついたことと食の安全とは別の問題だと思います。

PS
某有名レストランで、友人が注文した料理の付け合わせに、レタスだったか、キャベツだったかがあって、その上にナメクジがはっていたのを覚えています。多少農薬使っても、虫がいないほうがいいです。

1 ■最近報道変わりましたね

最近の治安に関する報道は,芹沢さんや浜井さんのような意見もあるんだよ,と補足つきでなされるようになってきましたよね.
2002年ころとはエライ違いです.
少数であっても,根拠に基づいて正しいことを言っている人の意見は,いつか身を結ぶものだなと感心しました.
このブログもそうですね.少数であっても根拠に基づいて正しいことを言っている人の勇気ある行動に最敬礼です.
応援しています.がんばってください.

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