インタビュー出さしてもらっております。(*゚ー゚)ゞ | 女子リベ  安原宏美--編集者のブログ

インタビュー出さしてもらっております。(*゚ー゚)ゞ

今度は「冬枯れの街」 の遊鬱さんに見つかってしまいました。はやいなあー。ご紹介いただきありがとうございました。さらに、遊鬱さん、私の年齢は記事から抜粋されていないお心遣いもありがとうございます(ノ_・。)(笑)。
 先週、6月14日毎日新聞の岡山版のインタビューに出ております。

 以前、以下のようなGJの記事を書いてくださった石戸記者のインタビューでございました。
http://ameblo.jp/hiromiyasuhara/entry-10023652996.html


 ちなみに掲載日に実家の店に近所の方が新聞をもってきてくれたそうで、親から「おばあちゃんが“良い顔をしとる”って喜んどったでー」、「カラーコピーせんとな」、「身体に気をつけて、がんばってな!」と携帯にメールがきました。カラーページだったんですね。
 うちの父も「『犯罪不安社会 』をふつうに読めば、ひろみのブログに書いてることは納得できるなー」といっておるようです。・・・おばあちゃん、石戸さんはとっても若いがんばってる記者さんなのでお得意の絵手紙で応援レターでも出してあげてさ(いつも返事書かないでごめんねー)。

これはまったく個人的な感覚なのですが、「ホラーハウス」のときも「犯罪不安社会」のときも地方紙や地方局の方のほうが反応が早かったです。地方自治体の破綻や医療崩壊の現場や介護現場の苦悩、大規模刑務所などの動きも地方から始まってます。危機感を肌身に感じておられる記者の方もけっこういらっしゃるのではないかと思います。がんばってください。


こんなかんじのインタビュー記事でした。

■人・言・サロン:フリー編集者・安原宏美さん /岡山


毎日

◇日本の治安、悪化?

 日本の治安は悪化していない--? 日々報じられる事件や事故。しかし、さまざまな統計やデータによれば、実情は異なるようだ。なぜ、治安が悪くなったように感じられるのか。「犯罪不安社会-誰もが『不審者』?-」(浜井浩一・芹沢一也著、光文社新書)などの編集を担当した県出身のフリー編集者、安原宏美さんに聞いた。【石戸諭】

 --治安が悪いと言われますが、現実は印象で語られている側面が強いということですか

 統計と言説分析を使って、きちんと「検証」された本、そして実態は安全であるにもかかわらず、なぜ治安が悪化したように感じるのかを明らかにする本を作りたいと思ったのです。1年がかりで企画・編集し、検証可能で正しい「現実」に基づいた議論をしています。治安悪化説には疑問が多い。地域が協力しあっていた“美しい”といわれる昭和30年代にも、小学生による殺人など凶悪事件が今と比べてたくさん起きています。統計を丁寧に見ていけば、最も凶悪な犯罪である殺人事件は減っているし、子どもを狙った犯罪も、青少年の凶悪な犯罪も決して増えていません。増えているのは、極めてまれな事件の犯罪者が過度にシンボライズされる報道です。治安対策の声が高まっていますが、正しい現状分析ができないで、対策が進むわけがないと思います。

 --共著ですが、構成で気をつけたことは

 浜井さんは犯罪学が専門で、犯罪白書など公的な資料を基にした鋭い統計分析と、元法務省職員として刑務所勤務の経験があります。芹沢さんは社会思想史を専攻し、犯罪者や精神障害者の語られ方などを分析しています。この2人の個性を生かすために4章仕立てにしました。1章では浜井さんが治安悪化が根拠がないということを示しています。2、3章は芹沢さんに宮崎勤事件や地域防犯活動を例に犯罪の語られ方がどのように変化してきたか。行政では「治安対策」と言えば、目的が問われなくなっている実態を分析しています。4章では再び浜井さんに刑務所の過剰収容がなぜ起きたかを書いて頂きました。

 --刑務所の過剰収容の実態は驚きました

 過剰収容の原因は「治安が悪化したからだ」といわれています。それがまったく違うこと。さらに、驚いたのは無期懲役が事実上の終身刑になって、ちまたで言われるように「10年~15年で外に出られる」ものではないというのは知りませんでした。刑の厳罰化は進行しているようです。犯罪被害者が厳罰化を望んでいるからいいのでは、と反論もあります。私は犯罪被害者のサポートは必要だと思います。ただし、今は感情的な議論しかなされていません。もっと論理的な議論が必要ではないでしょうか。

 --今後の目標は

 「これは!」と思った人を外に出すのが私の仕事の一つなんですが、世の中に無駄な不安を作り出す人ではなく、現実をきちんと説明することで「安心」を作り出す人を世に出したいですね。


http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/okayama/news/20070614ddlk33070719000c.html