Wの悲劇 後半 | 国際結婚 こんなところまで来てしまった・・・

国際結婚 こんなところまで来てしまった・・・

これは、私の過去の記録(日記)です。
イギリス人の夫と国際結婚 
中東で海外生活を経て
やっと日本に戻ってきた。。
海外でも日本でも何故かいつも微妙に波乱万丈をしている
2児の母です。

さて・・続きですよ
もう、察しがついてる方もいるでしょうが
まあ、聞いてやってください。。

さて、ハヴァーボードというものを買い
皆でワクワクしながら
家に帰って
早速試した。

我が家の家の中は広い。
なので、まずは家の中で練習。。。

息子は若いからか
難無く使いこなせていた。

問題は。。
妹の娘。
娘は体重が軽すぎて
このハヴァボードにはのれない。
乗れるとしたら
私と一緒じゃないと乗れないのだ。

体重制限があるため
夫は1人で
ギリギリの体重。。。
娘と一緒に乗れるのは
私だけになる。。

息子だけ楽しそうに乗っているのを見て
泣いている娘のために
ここはマミーが練習して乗れるように頑張って
いつか娘をのせてやる・・・そんなことを
娘に約束し、やっと泣き止んだ娘。

「明日、私ものせてね!」
と最後は笑顔になり
娘は納得して寝た。

子供達が寝静まり
早速練習開始。
息子が散々練習したのを見てたので
何だか大丈夫な気がする。。。
そんな気持ちになった私が
試す時がきた。。

怖いけど
面白そう。。

何だか、小さい頃のワクワク感が
蘇ったように
ドキドキしていた私。

そして、案外簡単に乗れた。
横に補助として夫がついている。

夫に支えられながら
前に後ろに横に行く練習をする。

このハヴァボードは
セグウェイと同じで軽い体重移動で
前に進んだり横に行ったりできるのだ。

軽い体重移動は
「前に行きたい。。」
そんな気持ちだけで
前に進めるほど
簡単なのだ。

最初の1分で
もう既に補助なしで
ファヴァボードに乗れていた私。

楽しい。。
これ、メッチャ楽しい。。

たった数分で
自分で動かずに
自分の意思だけで動く機械を乗るのは
ものすごく心地いい。。。

まるで、空を飛んでいるかのような気分になる。
「こういうの、夢で見たよ!
空を飛んでるときの夢の感覚と
ソックリ!!」

そう言いながら
何度もクルクル回ったり
後ろに下がったり
前に行ったり
止まったり。。

正に自由自在だった。。。

子供がこの乗り物を好きなの
すごく分かるわ~!
楽しいもん!

と数十分の練習後
この乗り物から
降りる時が来た。

そう言われてみれば。。
この乗り物
どうやって降りるんだろう。。

ちょっと怖い。
体重移動しないで降りるとかできないよ!!

と怖くなったら
すぐにハヴァボードが
狂ったような動きをし始める。

まるで、私の心を読んでいるかのよう。

私はとっさに
家の中にあるカウンターを掴み
そのままハヴァボードの後ろから降りた。

これって、正しい降り方なんだろうか??

そんな疑問がよぎるも
私の次にやりたい人がいた。。

それは・・夫。

夫も楽しいようで
すぐに乗りこなせるようになった。

それを見ていた義父・・・
夫ができるなら
義父にもできるはず!!

そう思って「やりたい」アピール。
ちょっと危ない気がしたけど。。。

まあ、本人がやりたいなら。。

と恐る恐る
ハヴァヴォードに乗る。

この乗り物
乗っている人の心を読むかのように
怖がってると
いきなり暴れだす。。
まあ、この時点でなにかおかしいのだけれども。

で・・義父は乗って数分後・・・





転落。。




ビビり過ぎて
腰が引けて
転落した。


でも、打ち所が良かったようで
たいした事が無いと
すぐに立ち上がった。。


もう、危ないな。。。

義父はもう、これ以上はチャレンジさせられない。
私がもっと練習しないと。。

練習していると・・・
義母が
「このハヴァボード
前から降りるの?
後ろから降りるの?
どっちでもいいの?」と言い出した。

そうだ。。。
後ろから降りた事あるけど
前から降りた事無いや。


よせば良いのに
この時そう思った私は
今までの練習でかなり自信をつけていたので
やってみる事にした。

前から降りてみよう。
もしかしたらその方が
簡単なのかもしれない・・と・・・


そして、前から降りようとした瞬間
ハヴァボードがいきなり爆走しだし前に進みだす。
それで、バランスを崩し。。。


腰から着地して転倒。
そのはずみで頭も強打。

最初に思ったのは
「まずい!やってしまった」
だった・・・

その後
「いっっっっ」
と声にならない私。

内蔵が痛い。。。そんな気分。
腰を強く強打したので
動けない。

とにかく
動けないほど痛い。

夫が駆け寄って
私を起こそうとするも
「いや・・
もうちょっと・・」
と手を払いのける。

今立てない。
抱え上げられても無理だ。。

そんな状態で5分ほどうずくまる。。

それを見ていた義母号泣。。

夫オロオロ
義父もオロオロ

もう、大惨事!!爆


やっと夫に起こされて
ソファーまで運んでもらったが
座ってるのがしんどい。。。

またうずくまる私
それを見て
号泣しながら
「ううう。。。」と
声をあげている義母。


これじゃ、心配かける。。。

痛いのを堪えて起き上がり
「大丈夫ですよ!」と
言うと
義母と義父抱きつく。。。


いやいや、痛い!
と思いつつも堪えて
「ははは!大丈夫ですよ!
ドジしちゃっただけですから!」と
おどけてみせたけど
義母泣き止まず。。
義父も涙目。

この状態で5分。。
やっと泣き止んだ義母は
「もう、怖かった。
心臓が止まるかと思ったわ。
もう、やめてね。
貴方にもしものことがあったら」と
涙ぐむ義母とその横で
オドオドしている義父。。

「はい。もうしませんよ!
もしかしたら、明日動けないかもですが。。」
と笑って言うと
「あんな落ちかたしたんだから
明日は動けないわよ。」
と義母は言う。。

腰の骨の部分ではなく
その周りの内蔵の当たりに
ものすごい違和感があって
真すぐ座ってるのがしんどい。
つまり運転できない。。
そんな気がしたのだ。

この日、ものすごい腰の痛みとともに
違和感を感じていた私をみて
義母が薬をくれた。
「この薬はね、
とっても強い痛み止めなのよ。
だから
きっと痛みは和らぐはず。」
そう言って
とても強い薬をくれた。

それを飲んで
そのままベットへと夫に連れて行ってもらう。。

夫も心配そうに覗き込んでいる。。

ううう、
恥ずかしいよ。
40歳で
ハヴァボードから転落なんて~!

と笑っていたが。。。

本当の苦しみはここからだった。

横になっても痛い体。
良いポジションを探すために
体を動かしたいのだが
動かない。。。
痛い。。。
体中に痛みが走る・・・。

次の日。。

全く寝れないまま
痛みと戦っていた私。
案の定、
ベットから起き上がれない。
ほぼ1睡もできなかった。。

昨日感じた違和感は
次の日更に痛みを増していて
なかなか起き上がれない。

この日は学校・・・
学校に送れそうも無い。。
この日ベットに子供達をよんで
「ごめんね。。
マミー昨日、ハヴァボードから落ちてね
腰が痛くて立てないのよ。
だから、今日は学校に送れないわ。。」
そう言うと
子供達は嬉しそうに
「やった~!グランダとグランマと
沢山遊べるね!」と
言っていた。。

ううう、ご免よ~!

ということで、
ベットから起き上がって
リビングに行くまで2時間ほどかかった・・・。

まるで出産直前の妊婦さんのように
壁伝いに
痛さと戦いながら歩く私。。。

そんな状態に
みんな色々と手伝ってくれて
協力的だった。

ううう、ありがとうよ~!

その晩義父は
「僕が今晩は作るよ。」
とまたもや
夕食を準備する事を提案してくれた。
ううう、
ありがとうよ・・
助かる。。

しかし、前回の事もあって
若干不安がよぎる。。。

今回は冷蔵庫に常備してある
冷凍したサーモンを使うのだとか。

魚を焼いてくれるんだ。。

そう思っていた私だが
何だか様子がおかしいので
ゆっくり壁伝いに歩いて
キッチンを見に行くと・・・

とんでもない光景が広がっていた。。

冷凍のサーモンを
水にいれ。。
それを火にかけようとしていた義父。

ええええ??

と叫びそうになったが
ぐっと堪えた。。

いやいや、
この前もだけども
義父は私のために作ってくれてるんだ。

前に魚は沸騰したお湯に入れないと
臭いということを
何度も説明したのだが。。
どうも、義父にはあまり伝わってなかったようで
今回も水からの投入。

気が遠くなっ私だが
我慢して
そのままリビングに戻る。。

義父のできた~!の合図に
みんな席に着く。
どうやらサーモンの水煮が
完成したらしい。

そして、義父が
サーモンの水煮をみんなに
分けるのだが。。
案の定、魚臭い匂いが充満。

そして義父は
私の皿に
「ヒロは沢山食べて
良くならないとね!」

皆より1匹多い
サーモンの魚臭がものすごくする水煮を
私の皿の上に置いた。

「いらない。。。」
そんな言葉を言えたら
どんなによかっただろう。


しかし、私のために
一生懸命作ってくれて
しかも、私に元気になれよと
みんなより一匹多い配分にして
にこやかに私を気遣う義父に
いらないなんて。。
言えないよ。。。

ううう。

ここはありがとうと
言うしか無い。。

「有り難うございます!
美味しそう!!」

そう言いながら食べた
サーモンは
やはり生臭く・・・
水煮なだけに
味がしない。。

生臭さだけが強調された
無味なサーモンに
みんな言葉が詰まる。。。


なんで水煮にしようとしたんだろう。。。

と何度も頭に浮かぶ言葉を打ち消しつつ
必死で食べた。


しかし、やっぱり
このままだと
食べづらい。。。

そう思った私は夫に指示を出し
焼き肉のたれや
ポン酢など
ありとあらゆる
我が家のたれを持ってきてもらう。

みんなそのたれを
思い思いにかけ
生臭さを処理していた。。。

みんなより魚の数が多い私は
泣きそうになりながら
その魚を全部平らげた・・。

また罰ゲームみたい・・・

義父の気持ちは有り難いけど
辛いよこれ・・・涙

ハヴァボードで転落した悲劇
サーモンの水煮で皆より多い配分に
気分悪くなりつつ完食した悲劇


何で悪い事は一気にやってくるんでしょう。。涙


この日を境に
寝てる場合じゃないと
自分を戒め
回復を試みた私なのでありました。。



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