踏みとどまれるかの 分かれ道 | 桐林宏光オフィシャルブログ Powered by Ameba

踏みとどまれるかの 分かれ道

先日のジュニアスクールでの話・・・でも これは みんなに よくある話。


後半のハーフ40台で まわれば 100をきり、90台でまわれる予定で スタートしたのに!

でだしで トリプルボギー・・・・ その次のホールで まさかの 高速グリーンで パー3を 1オンの6パット!おお 2ホールで もう7オーバーだ! ああ・・・ もうだめだ! 50をこえちゃう!

90台で まわれない!…と はやくも 白旗状態で  気力もとぎれそうになる。 あと 7ホールをどうすごせばよいというのだ。 夢も希望もない状態で たくさん 果てしなくうちつづけてしまう100分を どうすごせばよいというのだ!・・・・といわんばかりに  がくっと 肩をおとし、いじけムード。 取り戻したい、やりなおしたい時間をうらめしくおもいながらも これからの7ホールをどうしたら どうやって気力をだしたらよいのやら・・・とほほ。


そんな状態になることは 誰にでもよくあることだ。

夢と希望にみちあふれて スタートしたとおもったら うっかり 大量失点して  夢も希望も なくなって 消化試合と なってしまう。


いやいや  そんなことは ないのだ。

2ホールで 7オーバーしたからといって  その彼は ボギーも パーも とることは できる実力。 たまたま 大量失点してしまったからといって  きょうは もう ずっと このペースだろうからと  スコアを計算して 判断して がっかりしてしまう。


先に がっかりしておいて  あとで 直面する ほんとにがっかりなスコアに 気持ちを用意しておくのだ。


いやいや・・・・ あと7ホール  全部 ボギーで まわろうよ。 そしたら まだ 90台では まわれるよ!

でも 次も ダボ・・・あ~あ   やっぱりだめか   いやいや 次こそ ボギーをとろう!

やっと ボギーをとれた。 そしたら 次は パーが来た。 そしたら  幸福のふたが あき、パーがつづき  あがってみれば 48だった。90台でまわれたのだ。


伝統的にいわれていることだが 途中で スコアを計算しないこと。

目の前の やるべきことに 最善をつくすこと。

それは わかっていても  そうはいかぬ現実に 最終スコアが決定するまえから だめだった準備をしはじめ、 いいわけを 用意しはじめる。 ストレスから からだとこころを守るための 準備行動をしはじめる。

そして やっぱりだめだった、あ~あ・・・・。


そんな実績をつくってしまうと  最初に大量失点してしまうと このぐらいのスコアになるという法則を勝手につくってしまい それが信念になってしまい、悪の循環のうずに はいりやすい体質になってしまう。


最初に 大たたきしたからといって ずっと そのあとも そんな悲劇が つづくとは 限らない。

ずっと こんな調子だから このあとも ずっとそうであるという 宇宙の法則は ない。

自分で決めつけないこと。

目の前の ストレスから 逃避せずに 立ち向かうこと。

過去の失敗や不安にとらわれず、 そして 未来の不安にもとらわれず、 いまできること、いますべきことに 最大限集中力を 発揮すること。 それが ゴルフのプレーだ。

自分のなかに ある 不安が ゴルファーの最大の敵だ・・・・と 帝王 ジャック ニクラウスも いっている。


とにかく きっと だめだ、 また だめだ。 さっき だめだったから 今度もだめだ。

決めつけないこと。

明るい未来は 希望をもって ずっと たちむかっていくことによって 幸運のふたが ひらかれていく。  自分で 開くのだ。 誰も かわりに あけては くれない。


たちむかっても たちむかっても うちのめされる時もある。 報われぬときもある。

でも 決して 最初から だめだと きめつけては いけない。

どんなときも希望をもって たちむかうこと、 それが ゴルフ。


ジュニアの 彼も またひとつ 自信をもつことができた。 自信とは 自分を信じる力だ。






残暑は どこかへいき、 さわやかなゴルフ日和に なってきました。

秋ゴルフに むけて たちむかっていきましょう。