さてレッスンが終わって帰ってから・・・・
唐突に、衣類の整理とお掃除!!
処分する衣類が雑巾としてそのまま使えます
大好きな映画を流しながら・・・
「プラダを着た悪魔」
もう自分の中では殿堂入り
NYの最先端のファッションビジネス界が舞台ですが
まず単純に絵的に華やかで綺麗
だけれどもこの映画を観ていつも浮かぶのが
自分という人間の「軸と枠」
ジャーナリスト志望のヒロインが半ば腰掛で入ったファッション誌業界
お洒落で華やかな世界に最初は「染まらない」と拒むも
そこなりの厳しさと、時折人間の温かさも知り、
彼女自身もどんどん美しくなっていく
それまでのペタンコ靴から
ジミー・チュウやマノロ・ブラニクのハイヒール、
そしてハイファッションの最高峰・シャネルのブーツまで履きこなしてしまうのです
それを「洗練」「成長」と呼ぶのかはたまた「洗脳」と呼ぶのか
いずれにしても今までにない自分の姿があり、
まさに「枠を広げていく」さまがイキイキと描写されるのが
観ていて本当にキレイで、テンションあがります
しかし最終的には、ヒロインはジャーナリストを目指す道に戻り、
ファッションも以前の地味な姿に
「以前の君がよかった」と疎遠になっていた恋人とも戻ります
自分の本当にやりたいこと、ありたい姿は「軸」として
変わらずに持っていたのですね
自分の道を自分で決断すること
そしてそれまでの仕事で得た評価や自信も後押しし、
もうファッションで華美に装わなくても、
ヒロインを充分に輝かせていました
いや~後味も良い、素敵な映画です!!
そして主人が帰って来てからは一緒にごはんを食べながら
「桐島、部活やめるってよ」
「プラダ~」とはまったくテイストが違いますが、
こちらも惹きこまれましたよ
観終わってみて、結構長い映画だったのねと思うほど
とある田舎(と思われる)の高校が舞台で
バレー部のキャプテン且つ学校一の美人の彼女もいて、
「イケてる集団」の中核と思われる、桐島
思われる、というのは実像として出てこないから
どんなイケメンで学校中のヒーローなのか
想像するしかありません
その「いっさい出てこない」桐島に右往左往する
「イケてる集団」な人たち、
しかしそことはまったく別世界な、「そうでない」人たち
良くも悪くも高校生の、10代の、
学校の世界がすべて、という価値観や評価基準
もう少し年齢を重ねればもっとラクになるのに
それがわかる前の、もどかしく、息苦しく、
諦めたり、絶望したりする気持ち
あぁ、そうだったなぁ・・・・と思い出しますね
原作は読んでいないのですが、映画は面白かった
神木隆之介さん、さすが上手かったです
神木さん率いる映画部の面々も、ツボでした
まだ暑いですが・・・秋の夜長
自分の過去と未来に思いを馳せながら、
2本の映画を堪能しました