私の好きな本は、
暮らしの事を書いたエッセイや
心が元気になるメッセージの本など色々ありますが、
なぜか興味深く読んでしまうのが、
出産や育児の体験を書いたエッセイ。
今まで色々な人の出産&育児エッセイを読みましたが、
最近特に胸にズドンとはまったのは、
川上未映子さんの
「きみは赤ちゃん」
去年の今頃、webで連載されていて、
毎週、更新される木曜日を楽しみに待っていました。
そもそも川上未映子さんを知ったのは、
日曜朝にTV放送されている
ぼくらの時代
という、番組に出られた時。
その日のゲストは、
川上未映子さんと、もう1人女性の作家さんと、お笑い芸人ピースの又吉さん。
この3人の鼎談でした。
この番組も大好きで、いつも録画してかかさず見ているのですが、
この日の内容は特に面白かった。
川上未映子さんに、ぐぐぐっと惹きつけられました。
この人、どんな人なん?と。
未映子さんは作家で、その時はお子さんが生まれていたのかいないのか、、、いたのかな?
又吉さんへの質問の内容が面白ろかつ鋭かったり、発言がなんともユニーク。
とにかく言葉に惹きつけられました。
それで、川上未映子さんのサイトを探して見てみたら、そこに書かれている文章が面白い。
なんというか、表現する言葉がユニーク。
そして、言葉で表現されている感情や、考えていることが、とても興味深く。
話をもどして、
出産&育児エッセイ
「きみは赤ちゃん」
前半の出産編と後半の育児編になっているらしいです。
私は前半出産編となった部分をweb連載で読んでいただけで、まだ本を読んでいないのですが、
おすすめです!!!
私は出産していないので、
どんな感じなの??って興味で読み、
えー!?とか、
うゎーとか、
そうかぁ。。。
とか思いました。
未映子さんの文章が、とにかく面白すぎ。
そしてリアル。
しかも、本音しか書かれてない。
こんなリアルなエッセイ、
書いてくれてありがとう!と思う。
想像していたのを超えてました。
けど、この時はまだ甘かった。。。
みたいなパターンが何度も繰り返されてるのが印象的。
そんなん聞いたらひぃーって思うけど。
出産&育児って未知の世界だし、
想像と現実は違ったりするし、
体験するものは一人ひとり違うんだろうなぁとしみじみ思った。
大変そうだけど、、、
でもその体験は何ものにも代え難いんだろうなぁ。
そんな事を思う。
ずっと、結婚も子どもを育てることも怖かったんです。
自分がバレちゃうみたいな気持ちがあって。
いいわけできない、
責任とらなくちゃらならない、
そんなのうまくできない。みたいな恐怖。
うまくやりたい、うまくやらなきゃ、
でもできないだろうなぁ私。みたいな。
その現実を見たくなくて、
きっと私、
やればできるんだろうけどねー
と思っておきたい、みたいな。
親に文句言って、被害者なんだからって言っている方が楽だったんだよね。
やってみないとわからないのはわかってて、ずーっと、
「でも待って、もうちょっと準備がいるような気がする」って思って。
それでいて、特に段取りある準備はしてないんだよ。
終わりのない先延ばし。。。
誰かが急にミラクルパワーを授けてくれるわけもなく。
自分で進むしかないんですよね。。。
いつまで先延ばしするの?
いつまで生きられるつもり?
それに、いつでも結婚とか出産できるつもり??
ようやく現実を直視しつつ、
自分が叶えたいことも直視。
時間かかりましたー。